3D撮影してVR HMDで見るのが楽しい!
Eye-Plugで撮影した静止画は、後からピント(Refocus)以外にマジックフィルター(Magic Filter)という機能が提供されており、撮影画像をスケッチ風や、油絵風、アニメ風など、さまざまなテイストにレタッチしてくれる数種類のフィルターがサポートされている。被写体に上手くピッタリとハマった場合には独特の効果があってなかなか楽しい結果となるだろう。
さて、Eye-Plugのできることは全部で4つあったが、筆者が個人的にEye-Plugの本命アプリだと思ったのは、一番最後の“3D静止画と動画の撮影”と、VR HMDを利用した3D動画の再生機能だ。
実際に、筆者のGalaxy S7 edgeにEye-Plugを装着して近所を歩きながら数枚の動画を撮影してみたが、こちらは静止画の後からピント機能などに比べて圧倒的にその絶大な効果が分かりやすい。
いろいろ条件や環境設定にうるさい“後からピント+ボケ加工”よりも楽しいことは間違いないだろう。
Eye-Plugで撮影した3D動画の再生には、Galaxy VRのような大袈裟で大きなゴーグル型ではなく、小さく折りたためる「VR POCKET」が最適だ。3D動画であれば厳密な密閉性も必要なく、真っ暗な環境が大前提でもなく、撮影後すぐにその場で誰もが観る方が楽しいだろう。
まだまだVRはコンテンツが限定されているのと、同時に、自分でGear 360などで撮影した360度動画などのポータビリティも制限のあることも多い。VR HMDの気軽なコンテンツとして3D動画はなかなか面白い存在になりそうだ。
青と赤の怪しい3Dメガネをかけておバカなコンテンツを観ていたシーンがVR HMDに移行するだけで、そこに多少のインテリジェンスを感じるようになってしまうから面白い。
YouTubeでも3D映像が観られるようになってきたが、Eye-Plugで撮影したロイヤリティフリーの品のない3D動画から高尚な教育用3D動画までがネットで普及するようになれば、面白い世界になるだろう。
今回の衝動買い
アイテム:Eye-Plug
価格:上海問屋WEBにて4999円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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