iOS 10でメッセージが進化
慣例に従えば、アップルは9月の初旬にも発表会を開催し、新型のiPhoneなどを発表する見込みです。
毎年、iPhoneの発表にともなって新しいiOSがリリースされる(あるいは、リリース日が発表される)のがお約束。
新型のiPhoneについて、リーク情報をもとにしたものと思われる報道は相次いでいますが、アップルからの公式のコメントや情報は現時点でゼロ。一方で、次期iOSとなる「iOS 10」については、アップルがいくつかの新機能を公開しています。
大きく変化するのはプリインストールの「メッセージ」アプリ。SMSや「iMessage」が送信できる、緑の吹き出しアイコンのアレです。
このアプリの歴史は古く、初代iOS(正確には、iPhone OSという名称でした)の「SMS」アプリを前身とします。iOS 2(iPhone OS 2)までは、吹き出しの中に「SMS」の文字がデザインされ、ちょうど今の「LINE」のアイコンに似ていました。
iOS 3(iPhone OS 3)から「SMS」の文字が消え、iOS 5からアップル端末同時のメッセージング機能「iMessage」に対応。次第に写真の送信やビデオの送信にも対応しました。しかし、iOS 7でiOSがフラットデザインを取り入れてインターフェースが大きく様変わりしてからは、アプリ内でのビデオ送信やボイスメッセージの送信が可能になるなど、マイナーアップデートにとどまります。
ところがiOS 10にきて、メッセージアプリはかなり多くの機能を取り入れることになりました。ひとつずつ確認してみましょう。