アスキー編集部のカルチャー担当・コジマが、世間をにぎわせているトレンドをピックアップ! 明日使える(?)トレンド情報をあなたに。
夜間のプールでラグジュアリーなリゾート気分
夏といえばプールです。行ってないねー、プール。行ったねー、プール。炎天下の中、冷たい水の中をちゃぷちゃぷと泳ぐのはたまらないですよね。
一方でここ数年、じわじわと流行りだしているのが「ナイトプール」。高級ホテルによる、夜間も屋外プールを開放する試みです。
実施しているのは主に首都圏のホテル。赤坂にある、ホテルニューオータニの期間限定の「ガーデンプール」は代表格といえそう。昼間は宿泊客や家族連れでにぎわうプールですが、夜になるとDJが登場し音楽をプレイ。プールサイドでビールやカクテルなどを飲めるほか、マジックショーまで催される日もあるようで、なんともリュクスな感じです。
ナイトプールとしての営業時間は18時~22時 (最終入場は21時)。料金は宿泊客とプールのみ利用のビジターで異なりますが、ナイトタイムだけなら平日8000円 (会員は6000円)、土曜日と8月8日~12日は10000円(会員は8000円)となっています。うーん、ちょっとお高めでしょうか。
価格が安いのは京王プラザホテルの「スカイプール」。営業時間は9時~20時ですが、ナイトプール(夕方17時以降)の利用は1200円。平日1日利用が4000円なのでこれはオトク。バスタオルの貸出もやっていますので、仕事帰りにふらっと寄るのもいいでしょう。
また、昨年から大阪でもホテルニューオータニ大阪がナイトプールを導入。関西でも営業に乗り出すホテルが出てきそうです。
ホテルニューオータニ大阪アウトドアプール「THE POOL」
さて、ナイトプールが話題になる理由はなんでしょうか。主な利用層は若い女性、というところがポイント。まず夜間なので、日焼けを心配しなくてよい。また、遅い時間帯は子供の遊泳が制限されている施設が多いため、過度に騒がしくない雰囲気で楽しめるということもあります。まあ、DJが音楽を流しているのであまり関係ないかもしれませんが。
夜間のみの施設利用のため、高級ホテルでありながら比較的気軽に立ち寄れることもありますし、ムードを高める照明効果などによるラグジュアリー感は、まさにSNSにアップするセルフィーにもってこいということもあるでしょうね。
若い女性が集まるということは若い男性も集まるということ。若い男女が気楽に騒げる場として、いよいよ夏本番なこれからの時期、ナイトプールがアツくなりそうです。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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