ASCII編集部ゆうこばがオススメ
使い放題系格安SIMの新定番! 専用設備で快適な「U-mobile PREMIUM」
2016年07月13日 11時00分更新
格安スマホや格安SIMのおかげで、「SIM」という言葉が、一般的になってきました。さまざまな事業者の格安SIMが登場していますが、中には「種類が多いのはいいけれど、結局自分にあったSIMはどれなのか」と悩んでいる方もいるはず。
そこで、アスキーでモバイル関連記事を担当する私、ゆうこばが夏に買いたいイチオシの格安SIMをご紹介。夏休みなどで時間が余ってしまうという人はもちろん、ふだん使いにもオススメな製品です。
ほかとは違う? 使い放題プランがうれしい「U-mobile PREMIUM」
今回オススメするのは、今年7月1日から始まった「U-mobile PREMIUM」。U-mobileと言えば、動画配信サービスを運営する「U-NEXT」が提供するMVNO。定番な3GB/月、5GB/月プランなどはもちろん、これまでも(常識的な利用の範囲内であれば)データ通信量に制限のない使い放題プランを提供してきました。
U-mobile PREMIUMもLTE使い放題のプランなわけですが、では、一体旧プランと何が違うのか? それは使用している設備が通常サービスとは違い、同じくMVNO事業も展開するIIJ社のものを使っている点です。
旧プランも新しいPREMIUMも、ドコモのLTE回線を使っていることに変わりありませんが、新しいPREMIUMはIIJ社の設備を使うことによって、使い放題の通信品質を向上させたということですね。これによって、今出ている使い放題プランの中でも、かなり高品質なプランが実現しています。
プラン名 | 月額料金 (税抜き) |
通信容量 | 備考 |
---|---|---|---|
U-mobile PREMIUM 通話プラスプラン |
2980円 | 無制限 | SMS機能付き |
U-mobile PREMIUM データ専用プラン |
2480円 | 無制限 | +150円でSMS機能を追加可能 |
U-mobile 通話プラスプラン 3GB |
1580円 | 3GB/月 | SMS機能付き |
U-mobile 通話プラスプラン 5GB |
1980円 | 5GB/月 | SMS機能付き |
U-mobile 通話プラスプラン LTE使い放題 |
2980円 | 無制限 | ※新規申し込みを終了 |
U-mobile 通話プラスプラン LTE使い放題2 |
2730円 | 無制限 | ※新規申し込みを終了 |
U-mobile データ専用プラン 1GB |
790円 | 1GB/月 | +150円でSMS機能を追加可能 |
U-mobile データ専用プラン 5GB |
1480円 | 5GB/月 | +150円でSMS機能を追加可能 |
U-mobile データ専用プラン LTE使い放題 |
2480円 | 無制限 | ※新規申し込みを終了 |
PREMIUMの料金に関しては、既に新規申し込みが終了している旧プラン「LTE使い放題」の月額料金と同じです。なお、データ専用の場合は最低利用期間なし。通話プラスの場合は利用期間に応じた最大1万2000円の解約事務手数料が発生します(13ヵ月目以降は無料)。
実際に使って通常回線との違いを実感!
使い放題プランのよくある懸念事項としては、「本当に使えるレベルの速度が出るのか?」という点があります。もちろん、通信はナマモノ。同時に利用しているユーザーの数や電波状況などで、リアルタイムに速度は変わってきます。
試しに平日15〜16時ごろに飯田橋で、Speedtest.netアプリでサーバーを同一のものに固定し数回計測してみたところ、下り(ダウンロード)の速度は11〜15Mbpsほどをマーク。上り(アップロード)も8〜9Mbpsほどで、ウェブやTwitterなどはもちろん、YouTubeのストリーミング動画などを観てもとくに止まることもなく、問題ありませんでした。
試したSIM | Ping値(平均値) | 下り速度(平均値) | 上り速度(平均値) |
---|---|---|---|
U-mobile PREMIUM | 40ms | 14.29Mbps | 9.19Mbps |
U-mobile(5GB) | 49ms | 2.47Mbps | 8.05Mbps |
【参考】ドコモ(spモード) | 34ms | 37.61Mbps | 18.85Mbps |
同タイミングで計測した通常版のU-mobileのSIMと参考までに計測したドコモのspモード契約のSIMと比べてみると、さすがにキャリアほどの速度は出ないものの、通常版と比べるとかなり早い速度が出ているのがわかります。
LINE MusicやGoogle Play Musicなど
定額音楽配信サービスとの組み合わせにピッタリ
自分が使い放題プランを推す最大の理由は2つ。ひとつは、やはり「ストレスが少ない」という点。
自分も数社の格安SIMを使ってきましたが、やはり残りのデータ使用量を気にしながら使うのはストレスです。加えて、よく「アプリを更新したら遅くなった!」や「YouTubeを見てたら遅(略)」など、初心者あるあるも使い放題プランなら回避できるので、初めて格安SIMを使う人で予算に余裕がある場合には、とくにオススメしています。
2点目は、自分自身が定額音楽配信サービスを使っているという点。LINE Music、AWA、Apple Music、Google Play Music、Amazonプライム・ミュージックなど、さまざまな音楽定額配信サービスがあります。どれも外出先で使う際は、家などで端末内に一旦保存してから、聞くのが一般的ですが、これはやや面倒。
ちなみに、自分が使っているGoogle Play Musicで1時間ちょっと(14曲)連続で曲を聴いてみたところ、約89MBほど消費していました。たとえば片道1時間の通勤で平日勤務で働いている場合、単純に計算して89MB×2(往復)×20日(平日×4週)=約3560MB/月=約3.56GB/月となりますので、3GBプランだったら音楽サービスだけで遅くなってしまうことになります。
使い放題プランならばそのあたりは気にすること無く、利用できるので便利。好きな曲はもちろんダウンロードしておけばよいのですが、いままで聞いたことが無かった曲、サービスにオススメされた曲なども気軽に楽しめるわけです。
格安SIMを初めて使ってみようかと、検討している方はもちろんですが、このようにラジオ感覚で音楽配信サービスを使おうと思っている方も、ぜひU-mobile PREMIUMをチェックしてみてはいかがでしょう。
編集部 ゆうこば
アスキー編集部のモバイル担当。リスキー編集局員も兼任。メイン端末は歴代Xperiaで、デザインやカメラ性能で端末を選ぶ。また、傘をささないポリシーとよく財布を家によく忘れるので、防水性能とおサイフケータイ機能もなくてはならない存在。
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