auが6月23日に開店した北海道では同社初の直営店舗「au SAPPORO」は、札幌駅ビル内部施設「パセオ」の地下一階に位置し、4月に開店した「au HAKATA」に続いて2店舗目となる中規模店。店舗のデザインとレイアウトはモバイルアクセサリーや雑貨、物販販売などと、スマホやタブレットの通信関連商品をあえて分けずに配置する新しいスタイルの直営店だ。
開店に先立って行われたプレゼンでは、KDDI理事コンシューマ営業本部副本部長の横山克也氏が登壇。「au SAPPORO」オープンに関して「なるべく通信色を無くし、大型店では貯められない知見を得る」とコメント。au SAPPOROは4月開店のau HAKATAと同じ中規模店舗だが、横山氏は「au HATAKAは左半に商品を、右に通信関連と分けていたが、このスタイルをより進化させた」と語る。気軽に入店しやすい店舗というコンセプトだが、来店ユーザーの行動分析によると端末契約側より物販販売側からの来店ユーザーが多いとのこと。
au SAPPOROは「気軽に入店しやすい」店舗を意識して木目調のデザインを採用しており、店員のユニフォームも店舗の雰囲気に合わせて新たに作成。また、保険関連など個人情報を取り扱う商材契約のため、6つのカウンターのうち2つはパーティションで区切るなどの工夫がこらされる。auのロゴは入り口の1ヵ所のみで、パッと見はセレクトショップという佇まいだ。
店舗デザインだけでなく、au WALLET Market拡充のため店内にポイントチャージ用の端末も設置予定。単に各種端末を展示して回線契約を行なうという従来のauショップの枠組みを超え「ユーザーの行動パターンを深く探り、不快になるポイントがない店舗を追求する」(横山氏)。
au SAPPOROではオープン記念に、誰でも先着3000名にau SAPPORO×北海道日本ハムファイターズのミニタオルかポータブルうちわのいずれかをプレゼントするキャンペーンも実施する。