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単に音声を解釈するだけではないニュアンスの取得

ATR/ユカイ工学など「自然な会話を実現する家庭内ロボット」共同開発

2016年06月20日 17時46分更新

文● 行正和義 編集/ASCII.jp

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BOCCO(ユカイ工学)

 国際電気通信基礎技術研究所(ATR)とユカイ工学は6月20日、「自然な会話を実現する家庭内ロボット」を共同開発することに合意したと発表した。

 ATRのパラ言語(「えっ」「う…」といった言葉には現れない感動詞や、発話のリズムや抑揚などの情報)をはじめとする音環境知能技術をユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO(ぼっこ)」に応用し、コミュニケーション能力を充実させる。また、コミュニケーションロボット向けの基盤技術を開発し、モジュール製品として提供。ロボットとのより自然な会話によるヒューマンインタフェースにより、まざまなサービスを提供するという。

 なお、本開発にあたってユカイ工学は日本ベンチャーキャピタルの「けいはんな学研都市ATRベンチャーNVCC投資事業有限責任組合」から1億円の出資を得て事業を推進している。

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