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エレコム30周年モデル「Colors」とハイレゾアダプターをレビュー

「良い音だけどカジュアル」で何が悪い!あの名機がハイレゾで復活

2016年06月14日 11時00分更新

文● 飯島範久 撮影●篠原孝志(パシャ) 編集●ASCII.jp

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イヤフォンの新たな市場を切り拓いた伝説のColorsが、ハイレゾ版を追加して大復活! 侮れない実力と圧倒的なコスパに注目せよ

新たな市場を作った大ヒットイヤフォン
「Colors」がハイレゾ対応版も追加して復活

 「意外にいい音」ということで評判が広まっているエレコムのイヤフォンシリーズ。パソコン周辺機器メーカーからオーディオメーカーへ変身したかのような音へのこだわりは、次の一手として、女性が手に取りやすい“かわいらしさ”を身につけて大ヒットした「Colors」を30周年記念モデルとして復活させた。今回は、ノーマルだけでなくハイレゾ対応版もラインナップ。さっそく聴いてみよう!

そもそも「Colors」とは――

初代「EAR DROPS COLORS」。この色だと、まるでマーブルチョコレートのようだ

 2007年に女性向けとして発売された「EAR DROPS COLORS」というイヤフォンがあった。まるでマーブルチョコのような外観がウケて大ヒット。最近はローエンド製品のカラバリが定番だが、当時8色展開したのはかなり斬新だった。それまで無骨で男性的なデザインが主流だったイヤフォン市場にベタな(←超重要)可愛らしさを付与し、それまでイヤフォンを買い換えるなんてことをしなかった女性でも、気軽に購入し装着するきっかけを作った記念碑的な製品なのだ。

※現在は販売終了。

エレコム30周年記念モデルとして
最新技術を投入して復活

 2016年、エレコムは創立30周年を迎え、記念モデルとしてColorsを復活することになった。1つ目はノーマルタイプの「Colors」となるEHP-CC100シリーズ。デザインは従来の製品をほぼ踏襲し、男女を問わない8色から選択できる。

 面白いのが、ホワイトを除き左右で色が違うところ。ホワイトは「・ω・」の顔文字が片方にだけ描かれている。これにより、いちいち「LとR」の表記を確認せずとも色を認識するだけで、左右どちらなのかがわかるので装着しやすい。

 以前のColorsと比べると、この9年間で培われた音響に関するノウハウを取り入れ、ハウジングの形状を見直し、若干サイズを変更しボリュームアップしている。直径9mmだったドライバーは独自開発の直径8.5mmダイナミックドライバーになり、バランスのよい高音質を実現している。またケーブルも従来は細くて断線しやすかったが、1.7mm径にし耐久性をアップさせている。

 それでいて価格は安くなり1480円(税別、以下同じ)。マイク付きタイプでも1980円というお手軽価格だから、あまり予算を気にせず購入検討できるだろう。

カラバリは全8色。バリエーション豊かなので、自分の好みに合ったモノを選べそうだ

左右異なる色というのも珍しい。でもこれで左右が認識しやすく、装着に手間取らずに済む

マイク付きモデルも。ボタンがあるだけのシンプルのものだ

旧モデルに比べて、音響を見なおして再設計しも若干大きくなっている。イヤーピースは女性の小さい耳を意識して4種類付属

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