このページの本文へ

前へ 1 2 3 4 次へ

T教授の「戦略的衝動買い」 第381回

持ちやすいしカメラもすごい! 本気仕様の「Galaxy S7 edge」を衝動買い!

2016年06月01日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

高級コンデジともわたり合えそうなカメラ機能

一眼なみのF値1.7の明るいレンズと高解像度が素晴らしい

一眼なみのF値1.7の明るいレンズと高解像度が素晴らしい

 「ふんどしキャプチャ」と並んで筆者がGalaxy S7 edgeを買う決定打となったのは、F値1.7の明るいレンズと、カメラアプリの多様な撮影モード対応だった。

筆者お気に入りの後からピントの「選択フォーカス」モード(左列上から二番目)

筆者お気に入りの後からピントの「選択フォーカス」モード(左列上から二番目)

 中でも、後からピントの「選択フォーカス」は決め手だった。背景の大きなボケ味はライカなどの明るい光学レンズの得意な範ちゅうだが、テクノロジーで実現できる日も遠くはなさそうだ。

背景ボケ写真は明るいライカのオールドレンズだけのものではなくなりそうだ

背景ボケ写真は明るいライカのオールドレンズだけのものではなくなりそうだ

選択フォーカスで撮影した写真をギャラリーで見ると、真ん中に丸いフォーカスアイコンが表示されている。ここをタップして後からピントを実行する

選択フォーカスで撮影した写真をギャラリーで見ると、真ん中に丸いフォーカスアイコンが表示されている。ここをタップして後からピントを実行する

短焦点(手前)にフォーカスするとこんな感じにきれいに背景がボケる

短焦点(手前)にフォーカスするとこんな感じにきれいに背景がボケる

長焦点(遠方)にフォーカスするとこんな感じに手前の被写体がボケる

長焦点(遠方)にフォーカスするとこんな感じに手前の被写体がボケる

パンフォーカスにすると、全体にピントがあったスマホやコンデジ風の写真になる。いずれもその状態で新規保存が可能だ

パンフォーカスにすると、全体にピントがあったスマホやコンデジ風の写真になる。いずれもその状態で新規保存が可能だ

 Galaxy S7 edgeの選択フォーカスモードは、どうもレンズの先50cm以内と以遠とを被写体の距離で切り分けて、複数枚の写真を撮影し、アプリでフォーカスを「短焦点」と「遠焦点」そして両方にフォーカスの合った「パンフォーカス」の3種類の結果を一枚の撮影結果から表示して、事後に設定可能な仕組みだ。

 いずれの場合も上書き保存、新規保存の両方が可能。手前50cm以内にある被写体が撮影の間に動いてしまうとエラーになったり、結果がブレた写真のようになったりすることはあるが、暴れん坊の筆者の愛犬もほぼ問題なく“ライカ的なボケ”を見事にカマしてくれたのはうれしい驚きだった。

 ライカなどの伝統的なカメラメーカーとICT産業との協業商品開発も生まれてきている昨今、この世界は今後ますます楽しみなワールドとなってきそうだ。

置くだけ充電の非接触給電機能も便利!

あまりにもビューティフルな成金ゴールドなので傷が付かないか心配なのと、滑り止めを兼ねて、iPhoneの時も愛用していたシリコンのソフトカバーを付けて使っている

あまりにもビューティフルな成金ゴールドなので傷が付かないか心配なのと、滑り止めを兼ねて、iPhoneの時も愛用していたシリコンのソフトカバーを付けて使っている

Galaxy S7 edgeのカラーリングや本体デザインは大きく損ねず、プロテクトできるので、筆者は基本的にこの手のケースに決めているが、唯一、ワイヤレス充電の可否が心配だった

Galaxy S7 edgeのカラーリングや本体デザインは大きく損ねず、プロテクトできるので、筆者は基本的にこの手のケースに決めているが、唯一、ワイヤレス充電の可否が心配だった

 最後となったが、筆者が3つ目にGalaxy S7 edgeを気に入っている点は「Qi」規格の「ワイヤレス充電」に対応していることだ。

 ワイヤレスチャージャーその物は別売だが、本体であるGalaxy S7 edgeはQiに対応している。なので、すでに市場ではいくつか発売されているワイヤレスチャージャーさえ購入すれば、即座にワイヤレス充電の快適さを体感可能だ。Galaxy S7 edgeでワイヤレスチャージャーの便利さを知ってしまうともう後には戻れないだろう。

 一般的に、USBケーブルプラグが先進のLightningであれ、業界標準のmicroUSBであれ、スマホを充電するには、よほどの例外でもない限り、必ず一方の手の指先でケーブル・コネクタープラグを持ち、もう一方の手でスマホを持って充電ポートにコネクターをしっかりと挿入する両手の作業が必要だ。

 ワイヤレス充電なら、ただ置くだけで充電開始し、必要な時はただスマホを持ち上げれば即座に使える。

 そして使用後は、また同じ場所に置けばそれだけでまた充電がはじまる。この画期的な便利さに比べれば、LightningコネクターやリバーシブルmicroUSBには裏表がないので目をつぶっていても大丈夫……などというお話は寝言に聞こえてしまう。

筆者はANKER製の安価な「PowerPort Qi」を本体と同時に買って使い出した

筆者はANKER製の安価な「PowerPort Qi」を本体と同時に買って使い出した

シリコン製ケースをしたままでも基本的にワイヤレス充電に問題はなかった

シリコン製ケースをしたままでも基本的にワイヤレス充電に問題はなかった

 さて、現在、筆者はワイヤレスチャージャーとしてANKERの「PowerPort Qi」という安価な製品を使っているが、幸いにもシリコン製の目立たないデザインのカバーを装着したままでもまったく問題なく充電できている。

ハイスピードな衝動買いだったが
後悔はまったくない!

後から思えば、Galaxy S7 edgeは、衝動買いにならない戦略買いだと言ってもいい、まったくリスクのない衝動買いだった。パフォーマンスも機能も、最近のスマホの中ではベスト・オブ・ベストだろう

後から思えば、Galaxy S7 edgeは、衝動買いにならない戦略買いだと言ってもいい、まったくリスクのない衝動買いだった。パフォーマンスも機能も、最近のスマホの中ではベスト・オブ・ベストだろう

 最新のGalaxy S7 edge、ありそうでなかった「ふんどしキャプチャ」と後からピントの「選択フォーカス」、充電忘れを極小化して誰にも優しい「ワイヤレス充電」、この3つで筆者は、過去にはなかったハイスピード衝動買いをしてしまったが、もちろんまったく後悔はしていない。

 Galaxy S7 edgeは両サイド湾曲というギミック満載で綺麗なディスプレー、高速CPUによるハイスピードなレスポンス、工夫されたアプリのアプローチやUI、それらのバランスによって入門者からマニアックな人まで、それぞれが思い存分楽しめて活用できる商品に仕上がっている。Galaxy S7 edgeは間違いなく昨今の「買いスマホの最右翼」だろう。

T教授

今回の衝動買い

アイテム:「Galaxy S7 edge」

T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

前へ 1 2 3 4 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事

注目ニュース

ASCII倶楽部

プレミアムPC試用レポート

ピックアップ

ASCII.jp RSS2.0 配信中

ASCII.jpメール デジタルMac/iPodマガジン