視線移動を減らしながら速度など各種情報を確認できる自転車用HUD(ヘッドアップディスプレー)といえば「Recon Jet」などがおなじみですが、価格がお高めなのが悩みどころ。ガーミンの「Varia Vision」は約400ドルと低価格ですが、ガーミン製デバイス用という制限があります。
クラウドファンディングKickstarterで資金調達を開始した自転車用HUD「Solos」の最大の魅力は、その価格です。売り切れ間近のアーリーバードスペシャル枠の価格は、なんと250ドル(約2万7500円)。アーリーバード枠を逃した際は400ドル(約4万4000円)ですが、それでも安いことに変わりはありません。なお、日本に発送する場合はメールで送料に関する問い合わせが必要です。
「Solos」でリアルタイム表示できるデータは速度、ケイデンス(ペダル回転数)、心拍数、パワーゾーン、消費カロリー、走行距離&獲得高度など。最大の魅力は各種のBluetooth Low EnergyおよびANT+接続のセンサーデバイスをサポートすること。ナビ機能が利用できるのも便利そうです。
さらに「Strava」や「TrainingPeaks」など著名アプリに対応するのもステキ。AndroidおよびiOS版の専用無料アプリも用意されます。
サイズは161×181mmで重量は65g。情報の投影解像度はWQVGA(400×240ドット)で16対9比率。バッテリー駆動時間は6時間とアナウンスされています。
センサーデバイスの種類によっては接続の相性も出てきそうですが、高嶺の花だったパワーメーターや自転車用HUDも価格が下がりつつあり、来年あたりにはHUDを使ったパワートレーニングが手軽に行なえるようになるとうれしいですね。