e☆イヤホンは5月21日、「1MORE Piston Classic」の先行販売を開始した。ゴールド、ピンク、グレーの3色が選べる。価格は2980円。
広い音場・高解像度・豊かな低域・伸びやかな中高域などクラスを超えた高音質をうたう。アルミ製ボディーも高質感。スマホとの接続を考慮し、マイク・リモコン機能も持つ。最終チューンには、ラテン・グラミー賞受賞のLuca Bignardi氏が協力したとのこと。
ダイナミック型ドライバーの振動板には航空機用チタンとPET素材を利用した独自技術を採用。高域が伸び、豊かな中低域の再現に貢献している。またデュアル防振システムにより、前後2つのポートから空気を抜くことでイヤフォン内で反射した音による干渉を防いでいる。リモコンはiOS、Androidに両対応。ケーブルには防弾チョッキなどにも利用されている、ケブラー素材を採用している。
カラーバリエーションは、iPhone 6sの本体色に合わせたものとなっている。
本体の重量は13g。ケーブルは1.2m、再生周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは32Ω、音圧感度は98dB、耐入力は5mW。
なお、編集部にサンプル機が届いたので、試聴してみた。まずパッケージがコンパクト。凝縮した重さがあって、ケースのデザインもしゃれている。溝にイヤフォンをはめた後ケーブルをぐるぐると巻き、最後にコネクターを収納する方式もいい。
LRの表示が小さく、左右がちょっと分かりにくいのが難点と言えば難点だが、本体は軽く装着感もまずまずだ。
iPhone 6s Plusのミュージックアプリで数曲聞いてみたが、アコースティックな曲がのびやか。金管楽器などがブルブルと震えるような質感もかなり忠実に表現してくれる。低域はすこし緩いのだが、量感は十分にあってスケールの大きさを感じる。何も言わずに聴かされて、最後に2000円台で買えるヘッドフォンと聞いたら、結構驚く実力だ。
iPhoneやiPod標準イヤフォンからのステップアップには最適だが、ここまで音がいいとちょっと競合メーカーが困ってしまうのではないかと思った。
関連サイトのリンクを修正しました。(2016年5月25日)