4月27日、マクニカはFPGAを用いたOpenCLの開発環境をネットワーク経由で無償利用できる「Mpression OpenCL ラボ」を開始した。
同社の技術ブランド「Mpression(エムプレッション)」を冠したMpression OpenCL ラボは、アルテラのFPGA搭載ボードとFPGAの開発ソフトウェア一式(アルテラ SDK for OpenCL 含む)が導入されたサーバーを、SSL-VPN経由でユーザーに無償貸出するサービス。ユーザーは消費電力や設置スペースを抑えたFPGAによるCPUアクセラレーションや、ソフトウェア開発フローの評価プラットフォームとしてMpression OpenCL ラボを活用。FPGAを用いたディープラーニングやハイパフォーマンスコンピューティング、画像処理アプリケーション(車載、医療機器、MFP等)向けの開発を初期コストなく行なえるという。
Mpression OpenCLラボ環境として、インテル Core i7-6700 プロセッサ(4コア、3.4GHz)やDDR4(2133MHz)64GB、Stratix V 搭載FPGAボードを搭載したサーバーを用意。OSとしてUbuntu 14.04 LTS、ソフトウェアとしてQuartus Prime スタンダード エディション v15.1.2、アルテラ SDK for OpenCL v15.1.2が導入されている。
当初は特定ユーザーに対して環境の試験提供を行ない、その後は、Webページより申し込んだユーザーを対象に貸出を行なっていくという。
