このページの本文へ

前へ 1 2 次へ

せきゅラボ研究結果 第15回

生体認証などによるマスターパスワードのリセットが可能に

パスワード不要にしてくれるアプリ「True Key」唯一の弱点がついに解消

2016年04月18日 11時00分更新

文● ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

(どうして私は自分のインターネットパスワードが全然覚えられないのでしょうか)

あなたがパスワードを使いまわすほど
不正アクセス被害は雪だるま状に膨れ上がる

 我々ユーザーにはどうすることもできない、ウェブサービスからの個人情報漏えい。唯一、漏えい済みのパスワードを流用するタイプの不正アクセスには「サービスごとに異なるパスワードを設定する」という対策が有効だが、これまでにアカウントを取得したウェブサービスの数を思うと、現実的ではないと感じる人が大半だろう。

 かと言って、同一パスワードの使いまわしは危険が伴う。漏れたが最後、そのパスワードでアカウント登録したウェブサービスすべてが不正アクセスの餌食になってしまう。

 ではどうすれば……という人に向けたアプリが「True Key」(インテルセキュリティ)。ポピュラーなセキュリティ対策製品「マカフィー リブセーフ」のメイン画面からもダウンロードできるので、名前を聞いたことがある人も多いだろう。

「True Key」を使えば、パスワード入力の代わりに、顔や指紋など生体認証でウェブサービスにログインできる

 「True Key」にマスターパスワードを設定すると、それ以降は各サービスの個別パスワードの代わりに顔や指紋といった生体認証でログインできるようになる。Windowsをはじめ、さまざまなサービスへのログインを一手に引き受けてくれるわけだ。

 たとえば、通販サイトの清算時にはほぼ必ずパスワード入力が必要だが、「True Key」導入後はパソコンやスマホのセンサー/カメラに指紋ないし顔をかざすだけで完了してしまう。つまり、「パスワードを入力する」そして「パスワードを大量に覚えておく」という作業から人間が解放してくれるアプリといえよう。

「True Key」アプリは、マカフィー リブセーフのメイン画面からもダウンロードできる

前へ 1 2 次へ

カテゴリートップへ

この連載の記事