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【NEC報道資料】業務システム構築基盤ソフトウェア新製品を2種発売

2016年04月12日 15時30分更新

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【NEC報道資料】業務システム構築基盤ソフトウェア新製品を2種発売

2016年4月12日

NECは、業務システム構築基盤ソフトウェア「SystemDirector Enterprise」の新製品2種を本日より販売します。

新製品は、ソースコードなどからシステム内の資産を可視化し、業務アプリケーション保守の効率化を支援する「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」と、設計書から帳票フォームとテスト用帳票データを自動生成し、帳票開発の効率化を実現する「SystemDirector Enterprise for Report」です。
また、既存4製品(Java向け、.NET向け、スマートデバイス向け、バッチアプリケーション向け)に関しても、機能を強化しています。

NECは「社会ソリューション事業」に注力しており、新製品を拡販することで、暮らしや社会を支えるICTインフラの早期立ち上げに貢献します。

<背景>
昨今、企業のICT投資意欲が高まる中で、情報システム部門はSoR(注1)の安定性や保守レベルを維持しつつ、新たなICT投資をSoE(注2)に注力しビジネスに直結した効果を上げたいと考えています。長い時間をかけて作り上げられたSoRは、開発・保守要員の高齢化や退職、設計書の欠損やソースコードとの乖離などが原因で、保守コストや品質低下リスクが増大しています。一方、SoEは最新のICTを活用し、仮説検証を繰り返しながら迅速に目的のシステムを実現するために、高い生産性が求められています。「SystemDirector Enterprise」はSoRの保守を効率化すると共に、SoEに対しては最新のフレームワーク上でアジャイル開発(注3)を支援することで、これらの問題を解決します。

<価格および出荷日>
■製品名
:価格(税別)
:出荷日

■SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite
:25万円~※
:4月28日

■SystemDirector Enterprise for Report
:30万円~
:4月28日

■SystemDirector Enterprise for Java
:50万円~
:4月28日

■SystemDirector Enterprise for .NET
:50万円~
:4月28日

■SystemDirector Enterprise for Smart Device
:15万円~
:4月28日

■SystemDirector Enterprise for Batch
:100万円~
:4月28日

※業務アプリケーション数1000本のシステムに対して、基本機能を3か月利用する場合の利用料を最低価格としています。なお、導入時は、別途導入サービス(個別見積)の購入が必要となります。
NECは今後3年間で、1000ライセンスの販売を見込んでいます。

<特長>
1.「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」
従来、開発・保守要員の高齢化や、設計書の欠損のため、SoRの保守や構築には多大な時間や費用が必要でした。新製品は、ソースコードやシステム稼働状況などを分析し、以下の可視化を行います。

・実際に稼働している資産とそうでない資産を一覧化します
・コンパイル時の資産間の引用関係(COBOLプログラムにおけるCOPY句の引用など)、実行時の資産間のアクセス関係(プログラムからデータベースへのアクセスなど)を可視化します
・資産の改修時に、他の資産にどの程度影響を及ぼすかを可視化します
・プログラムの複雑度を数値として可視化します
・同一資産間でどの程度ソースコードに重複があるかを分析し、クローンコードの所在を可視化します

保守要員は可視化された情報を利用することにより、保守の作業コストと品質リスクを低減できます。
なお、現段階ではACOS-4/COBOLプログラムと関連資産を対象としており、今後、対象とするプラットフォーム、およびプログラム言語は順次拡大予定です。

2.「SystemDirector Enterprise for Report」
従来の帳票開発では、開発者が設計書から帳票フォームやテスト用帳票データを開発してお客様にプレビューの確認を依頼をしていました。また、設計書を変更する度に、帳票フォームやテスト用帳票データの作成からやり直す必要がありました。新製品は、帳票レイアウト仕様書に定義された情報から、帳票フォームとテスト用帳票データを自動で生成し、迅速な開発を支援します。

3.既存4製品の機能強化
主に新OSや、連携しているツールの新バージョン対応を実施します。

(1)「SystemDirector Enterprise for Java」の強化
Javaアプリケーションの開発を効率化する製品です。NEC独自のツール・フレームワークを提供し自動生成による生産性向上やセキュリティを向上したアプリケーション開発が可能です。Java EE7(注4)標準「JSF2.2」やW3C(注5)標準「HTML5 Form2.0」に対応した画面設計機能と関連するアプリケーションの自動作成機能、不正な画面遷移の抑制などセキュリティ観点を設計段階から意識するプロセスをまとめた開発方法論およびフレームワークをそれぞれ提供します。

(2)「SystemDirector Enterprise for .NET」の強化
マイクロソフト社のVisual Studio上で、.NETアプリケーションの開発を効率化する製品です。最新のVisual Studio 2015に対応します。

(3)「SystemDirector Enterprise for Smart Device」の強化
スマートデバイスの持つ様々な機能や使い易いユーザインターフェイスを生かしたハイブリッドアプリケーションの開発を効率化する製品です。Windows 10、iOS9.2、Android6.0に対応します。

(4)「SystemDirector Enterprise for Batch」の強化
バッチアプリケーションの開発を効率化する製品です。Eclipse4.5.2、Visual Studio 2015に対応します。
また、これら4製品はすべて「NEC Cloud IaaS」や「NEC Cloud System」などクラウド上で利用できるため、月額のクラウドライセンスとしての利用も選択可能です。

NECグループは、安全・安心・効率・公平という社会価値を創造する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進ICTや知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。

以上

(注1)SoRとはSystem of Recordの略で、企業内の種々の業務を支援するシステムを指す。
(注2)SoEとはSystem of Engagementの略で、モバイルデバイスやセンサーなどを活用し、人や物に積極的に関与していくシステムを指す。
(注3)アジャイル開発とは、顧客と開発者の協働作業や短期の開発作業を繰り返し行いつつ、ビジネス要件の変化に迅速に対応していくことを示す。
(注4)Java EE 7とは、Java Platform, Enterprise Edition 7の略で、現在最新のエンタープライズJavaコンピューティングの業界標準。
(注5)W3Cは、World Wide Web Consortiumの略。

※Microsoft、Microsoft.NET、Visual Studio、Windowsは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。
※Javaは、米国Oracle Corporation及びその他子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
※その他、記載されている会社名および製品名は、各社の商標または登録商標です。

<新製品について>
http://jpn.nec.com/SystemDirectorEnterprise/

<本件に関するお客様からのお問い合わせ先>
SystemDirector Enterpriseお問合せ窓口
http://jpn.nec.com/SystemDirectorEnterprise/contact.html

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