人気SIMフリースマホ全カタログ【2016年3月編】 第4回

性能や使い勝手にこだわるならやっぱりフラグシップ級！

人気SIMフリースマホの特徴とスペック全紹介！ 【高性能機編】

6.8型というサイズがとにかくうれしい
大型ファブレット「HUAWEI P8max」

　6.8型というディスプレーサイズが、特徴のほぼすべてと言える「HUAWEI P8max」。タブレットと言っても差し支えないサイズだが、狭額縁デザインにより横幅は約93mmと胸ポケットには収まり、片手で持っても不安はない。

　スペックも高く、オクタコアCPUに3GBメモリー、4360mAhバッテリーなどを搭載する。放熱性を重視したメタル筐体にシャンパンゴールドのカラバリにも高級感がある。なお、LTEではドコモ系SIMの利用時にバンド19（800MHz）非対応。ただし、3G（W-CDMA）でバンド6に対応しているため、FOMAプラスエリアでの利用は可能だ。

6.8型なので、これがスマホなの？　と感じるほどに大きいのは確か。ただし、このサイズに魅力を感じるユーザーには買いだ

HTCの上位機「Desire EYE」は独自デザインに加え
13メガのインカメラと防水・防塵対応が魅力

　昨秋に国内SIMフリースマホ市場に本格参入したHTCの上位モデル。特徴的なポップなカラバリに加えて、13メガのインカメラ、さらに防水・防塵に対応しているのが特徴だ。

　主要なスペックはフルHDの5.2型液晶、CPUはクアッドコアのSnapdragon 801（2.3GHz）、2GBメモリー、16GBストレージとフラグシップ級としてはやや物足りない感もあるが、ツートンのカラバリ、13メガのインカメラ、防水・防塵対応のいずれもSIMフリースマホとしてはあまり見られない要素で、貴重な1台なのは間違いない。LTEや3Gの対応周波数もドコモMVNOのSIMで使うぶんにはまったく問題ない。

カメラはリア／インとも13メガ。2色LEDフラッシュも搭載

スカーレット／マーリンと名付けられたツートンのカラバリはほかではあまり見られないもの

Android搭載のBlackBerryがついに国内で発売
「BlackBerry Priv」

　自社OSによる独自の世界を築いてきたBlackBerryだが、Android搭載モデルが初登場。それが「BlackBerry Priv」だ。3月になって国内正規代理店からの販売も開始されている。

　端末をスライドすると、QWERTY配列の4列ハードキーが登場。Android用のアプリはもちろん、BlackBerryならではのメッセンジャーやメールアプリも利用可能だ。

　主なスペックはWQHD解像度の5.4型有機EL、6コアのSnapdragon 808（1.8GHz＋1.4GHz）、3GBメモリー、32GBストレージ、Android 5.1など。ドコモXiの3周波数に対応するなど、国内での利用にも不満はない。

価格的には高価だが、性能はやはり魅力
キャリア版や中古も検討したいiPhoneのSIMフリー機

　日本国内で購入可能な高性能なSIMフリースマホと言えば、SIMフリー版のiPhoneを忘れてはいけない。Apple Storeでは、昨秋発売のiPhone 6s／iPhone 6s Plusに加え、登場したばかりのiPhone SEも購入可能だ。

SIMフリー版iPhoneも3モデルが購入可能だ

　SIMフリー版iPhoneの特徴は対応周波数の多さ。最近のiPhoneでは中国とアメリカ（AT&T）をのぞいて、基本的に同仕様の端末を世界で提供しているため、海外での利用で有利なほか、ドコモ／au／ソフトバンクの各ネットワークに1台で対応する点は他のSIMフリースマホにない魅力だ。

　ただ気になるのは価格。円安もあり、iPhone 6s Plusの16GBモデルで10万円オーバー。iPhone SEはかなり入手しやすいとはいえ、アメリカでの16GB版が399ドルに対し、日本では税抜5万2800円。高価な感は否めない。

　ただ、iPhone 6s以降はキャリア版でも購入半年後以降でのSIMロック解除なのでこれを狙うか、ドコモMVNOの格安SIMで使うなら、（中古を含む）ドコモ版iPhoneを検討するのも1つの手だろう。

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　次回はWindows 10 Mobileを搭載したSIMフリースマホをまとめて紹介。世界でも有数のWindowsスマホ大国となった日本で購入できる端末はどんな製品？

■関連サイト

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