ASUS JAPANは20日、都内で発表会を開催。SIMフリースマートフォン「ZenFone 2」を5月16日に発売すると発表した(最上位モデルのみ5月下旬以降を予定)。
昨年発売された「ZenFone 5」はお手頃価格のミドルレンジ機だったのに対し、「ZenFone 2」はプレゼン中に“性能怪獣”(パフォーマンス・モンスター)とうたわれたことからもわかるように、フラグシップ級のハイスペックを売りとしている。
具体的には5.5型フルHDのIPS液晶に加え、CPUは4コア&MoorefieldのAtom Z3580 2.33GHz(最下位モデルのみAtom Z3560 1.83GHz)、メインメモリーは4GB(同2GB)を搭載と、PC並(もしくは上回る)の性能を持つ。ちなみにモデムもインテル製を採用している。
ネットワークはもちろんLTE対応で、対応周波数もLTEはバンド1(2.1GHz)/2(1.9GHz)/3(1.8GHz)/4(AWS)/5(850MHz)/6(800MHz)/8(900MHz)/9(1.7GHz)/18(800MHz)/19(800MHz)/28(700MHz)と幅広く、ドコモMVNOのSIMはもちろん、海外の旅行先で利用するのにも適している。また、無線LANもIEEE802.11acに対応した。
カメラも強力になっており、リアは1300万画素、インは500万画素でレンズのF値は2.0。Pixel Masterと呼ばれる技術により、暗い場所、逆光のどちらでも鮮明な撮影が可能としている。
ソフト面では他人に端末を貸すときに、アプリやストレージの環境をまったく別にできる「SnapViewモード」、子供向けの「キッズモード」などを搭載。日本語入力プログラムも標準でATOKがインストールされている。
バッテリー容量は3000mAhでユーザーによる交換は不可能だが、急速充電に対応。また、microSDカードの追加も可能である。
用意されるのは3モデルで、最上位モデル(5月下旬以降予定)は4GBメモリー/64GBストレージの組み合わせで税抜5万800円、中位モデルは4GBメモリー/32GBストレージで税抜4万5800円、下位モデルはCPUが1.83GHzになり、2GBメモリー/32GBストレージで税抜3万5800円である。
ZenFone 2 | ZenFone 5(参考) | |
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ディスプレー | 5.5型液晶 | 5型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット | 720×1280ドット |
サイズ | 約77.2×152.5×10.9mm | 約72.8×148.2×10.34mm |
重量 | 約170g | 約145g |
CPU | Atom Z3580 2.3GHz(クアッドコア) |
Snapdragon 400 1.2GHz(クアッドコア) |
メモリー | 4GB or 2GB | 2GB |
ストレージ | 32 or 64GB | 16 or 32GB |
対応バンド | LTE:バンド1/2/3/4/5/6/7/8/9/18/19/28、W-CDMA:1/2/5/6/8 | LTE:バンド1/3/7/8/19、W-CDMA:1/2/5/6/8/19 |
カメラ | リア:13メガ、イン:5メガ | リア:8メガ、イン:2メガ |
OS | Android 5.0 | Android 4.4 |
バッテリー容量 | 3000mAh | 2110mAh |
防水/防塵 | ×/× | ×/× |
カラバリ | ブラック、レッド、グレイ、ゴールド | ブラック、ホワイト、レッド、ゴールド |
ASUSは、ZenFone 2のW-CDMAはバンド19に非対応であるとスペックを修正したことを公表しました。(04/23 16:00)