せきゅラボ研究結果 第14回
MacとiPhoneとマカフィー リブセーフで始める安心新生活
MacもiPhoneも狙われている! アップル神話は忘れてセキュアに新年度を迎えよう
2016年03月25日 19時00分更新
いよいよ春。新社会人、そして学生デビューを飾る皆さんが“初めてのパソコン”を手にする季節になった。長くiPhoneを使ってきた世代なら、初めてのパソコンとしてMacを選ぶかもしれない。デザインもステキだし、価格も妥当なところだろう。そして「Macはウイルスには無関係」という強みもある。……ってちょっと待ってほしい。そんな“神話”は真っ赤なウソだ。
Macにまつわる神話のウソ
確かにかつてAppleは、テレビCMでも「ウイルスの心配はない」なんてことを公言していたものだ。しかしそれは大きな間違いだ。はるか昔から、Macを標的とした悪意ある攻撃は存在している。
ただ、これまではPC市場において、MacというかApple製品全般のシェアが小さかったために、被害が目立たなかっただけの話なのだ。昔のMacは高かったからね……と、過去を知る人ならうなずいてもらえることだろう。
しかしiPhoneで人気を博し、少し前に起こった“ノマドブーム”があったり、なにより価格がこなれてきたこともあってMacシリーズはすっかり定番のPCとして定着することになった。前述の通り、初めてのパソコンとしてMacを選択する人も少なくない。
ユーザーが増えるに伴い、Apple製品の市場シェアは確実に増している。そしてシェアの拡大と共に、Apple製品への攻撃や被害もまた、目に見えるようになってきた。
iPhone、Macの重大セキュリティ事件はすでに起きている!
実際、ここ半年ほどを振り返るだけでも、Apple製品のセキュリティに関するニュースがたびたび報じられている。
2015年9月には、Appleの公式アプリサイト「App Store」で、マルウェアが含まれた不正アプリが大量に公開されるという事件が起こった。その数40オーバー! チャットアプリ「WeChat」や、動画アプリ「OPlayer」といった人気アプリに、危険なWebサイトへ誘導したり、スマホへ勝手に通知を送ったりする不正な機能が仕込まれていた。
これは、開発者がアプリ開発ツール「Xcode」のニセモノを使ったのが理由。開発者も気づかぬうちに不正なコードが仕込まれてしまったのだ。ユーザーにしてみれば、公式サイトで公開されている、つまりAppleの審査を通過したアプリがまさかそんな不正なコードを含んでいるとは思いもしないというものだ。
また、ファイルを勝手に暗号化してある意味“人質”にしてしまう「ランサムウェア」が今年は流行する、とセキュリティ対策関係者は予測していたが、案の定2016年3月になってMac初のランサムウェア「KeRanger」が登場してしまった。
このランサムウェア、3月に配信されたBitTorrentクライアント「Transmission」の最新版をダウンロードすることで感染し、感染3日後に特定のファイルを暗号化し、「復号したければ1ビットコインを支払え」と身代金の要求を開始するのだという。
1ビットコインといえば日本円で約4万6000円(当原稿執筆時)と、決して安くはない。しかも支払ったからといってファイルが元に戻る保証はない。
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