各部の温度をチェック
続いては各部の温度をまとめた。メモリー、VRM、M.2 SSDの温度は、CPUクーラーからの風量が影響するため、テスト中により高速でファンが回転した製品のほうが有利になる。
ただ、CPUの冷却が足りないために、ファン回転を増やすのであって、各部の温度が低くても、CPU温度の平均温度が高かったり、うるさかったりする点は忘れてはいけない。
とはいえ小型PC自作では、CPUソケット周りの冷却も気になるところ。各部ともCPUソケット周りに風を吹き付けるロープロファイル型が有利で、全高34mmのサイズ「小太刀 Revision B」は、ほぼトップになっている。
これは高負荷時にファンがほぼ常時全力で回転しているためだ。使用するCPUや環境次第だが、騒音値は常時40dBAオーバーになる可能性がある点を忘れずに。
CPU温度で優秀だった「M9i」、「SHADOW ROCK LP」、「NH-L9x65」は、抜きんでる冷却性を出していないが、悪くもない位置になっている。
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