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「Arcstar Universal One」閉域網上でBoxサービス、インターネットを介さず利用可能

NTT Com、セキュアなファイル共有「Box over VPN」提供開始

2016年03月17日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)と米Boxは3月15日、クラウド型コンテンツ共有サービス「Box」をNTT Comの企業向けVPN上で利用できるサービス「Box over VPN」の提供を開始した。Boxのサービスを、インターネットを介さずセキュアに利用できる。

 両社では2015年6月に提携を発表し、Box over VPNの提供意向を示していた。

「Box over VPN」のサービス概要

 Box over VPNは、NTT Comの「Arcstar Universal One」上で構築されており、企業ユーザーがインターネットを介さず利用することが可能。また、NTT Comが同サービスのネットワークを常時監視するとともに、Boxサービスも含む24時間365日の一元保守受付窓口も提供する。

 また、NTT Comではさまざまなクラウドサービスへの接続が可能な「Arcstar Universal One Multi-Cloud Connect」も提供しており、たとえばSalesforceなどのSaaSやNTT Comの各種クラウドサービス、顧客自身のオンプレミスシステムとも閉域網内で連携させることが可能。大容量データを扱うサービス/システムであっても、ストレージ容量無制限のビジネス向けBoxと連携させることで、データ容量に関わるコストを心配することなく設計や運用ができるとしている。

 Box over VPNの利用料金(税抜)は、Businessプランが1IDあたり月額3,400円、Enterpriseプランが要問い合わせとなっている。なお、Arcstar Universal Oneの利用料金が別途必要。

NTT Com「Box over VPN」紹介ページ

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