いま聴きたいオーディオ! 最新ポータブル&ハイエンド事情を知る 第2回
充電まで無線対応のBluetoothヘッドフォン、だけど……
Parrot Zik3はワイヤレスがウリ、でも敢えてPCにつなぎたい (1/3)
2016年03月15日 13時00分更新
「Parrot Zik 3」は、“デザイン”と“機能”の両面が特徴的な“ノイズキャンセリング”対応の“Bluetoothヘッドフォン”だ。フランスのパロットが開発し、国内ではモダニティが販売。2012年に日本上陸した初代機「Parrot Zik」。軽量化し、デザインや機能もブラッシュアップした「Parrot Zik 2.0」に続く3代目となる。
USB DACを内蔵し、パソコンのハイレゾ音源も再生できる
まずは機能から。Zikシリーズは非常に多機能だ。Bluetooth 3.0での接続(有線でのパッシブ駆動も可能)に加え、アクティブ・ノイズ・キャンセリング(ANC)や、ハウジング部(右耳側)に指先で触れるジェスチャー操作、NFCを活用したペアリングといった機能が利用できる。また専用アプリを利用して、高機能なパラメトリックEQや本体の情報の確認ができるなど、スマホとの連携性も優れている。
重量は270gあるが、装着感の良さもあり、長時間のリスニングでもそれほど疲れない。。対応プロファイルはAAC/SBC。リモコン操作やハンズフリー通話もできる。
以上は従来機(Zik 2.0)から進化しつつ継承している機能。
さらにZik 3は、USB DACの機能をヘッドフォンに内蔵。USBケーブルでパソコンと本体を直結することで、ハイレゾ音源(PCMで最大192kHz/24bit)の再生ができるようになっている。また、充電器は別売となるが、ワイヤレス充電(Qi)に対応する点も面白い。
今回は機器の都合で試せていないが、専用アプリもスマートフォン(iOS/Android)だけでなく、Apple WatchやAndroid Wearなど「スマートウォッチ」用のコントロールアプリも用意している。
カラーについては「ブラック」「ブラウン」「エメラルド・グリーン」「レッド」「アイボリー」を用意。樹脂表面に刻んだパターンと塗装で、高級素材に似せた肌触りを実現している。ブラック、ブラウン、エメラルド・グリーン、レッドのクロコダイル調、ブラック、アイボリーのステッチ刺繍調、ブラックのレザー調が選べる。ヘッドバンドはZik 2.0と比べて幅広かつ柔軟性があり、より快適な装着感を目指している。
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