ウォッチガード・テクノロジー・ジャパンとアクロニス・ジャパンは1月20日、国内でも被害の拡大しているランサムウェア対策のソリューションにおける協業を発表した。中堅中小企業を中心に、両社のソリューションによるランサムウェア対策とリスク削減を啓発していく。
昨年ごろから感染報告の増えているランサムウェアは、PCやファイルサーバー内のファイルを暗号化することで“人質”に取り、復元(復号)と引き替えに“身代金”を要求する、恐喝型のマルウェアだ。日本国内でも昨年12月ごろから「CrypTesla」ランサムウェア(通称“vvvウイルス”)の被害が報告されている。
今回のウォッチガード、アクロニス両社のアライアンスは、このランサムウェア感染への対策として、マルウェア対策(事前の予防)と共に、イメージバックアップ(感染後のデータ復旧)を推奨していくというもの。
両社では今後、中堅中小企業を中心に、共同でランサムウェア対策ソリューションを啓発していく方針。共同で構築するソリューションの紹介のほか、相談窓口の設置、セミナーイベントなどを企画していく予定だとしている。