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T教授の「戦略的衝動買い」 第363回

新しい「Surface ペン」を衝動買い! ペン先の素材へのこだわりを語る

2016年01月20日 12時00分更新

文● T教授、撮影● T教授

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アップルペンシルにもエラストマー系ペン先がほしい

アップルペンシルより先行したアクティブスタイラスの老舗「フィフティスリー」のペンシル。ビッグサイズのエラストマー系ペン先だが、アプリと連携した使い勝手は秀作だ

アップルペンシルより先行したアクティブスタイラスの老舗「フィフティスリー」のペンシル。ビッグサイズのエラストマー系ペン先だが、アプリと連携した使い勝手は秀作だ

 iPad系の売れ筋ペンで、アップルペンシルに先行して発売している「フィフティスリー」は、ちょっと太めのエラストマー系ペン先を採用した充電式のアクティブ・スタイラスペンだ。

アクティブ系なので充電が必要になるが、一回充電すれば2週間くらいは大丈夫。ウッドの外装がクール過ぎるアップルペンシルより心地よい

アクティブ系なので充電が必要になるが、一回充電すれば2週間くらいは大丈夫。ウッドの外装がクール過ぎるアップルペンシルより心地よい

素材は明記されていないが、ポリアセタール系のペン先を採用したアップルペンシル。保守だけのためか、将来のエラストマー系ペン先オプションのためかネジ式でデタッチャブルだ

素材は明記されていないが、ポリアセタール系のペン先を採用したアップルペンシル。保守だけのためか、将来のエラストマー系ペン先オプションのためかネジ式でデタッチャブルだ

アップルペンシル(上)にも早くエラストマー系のペン先オプションが登場してほしい。出てこなかったら自作するか……(^_^;)

アップルペンシル(上)にも早くエラストマー系のペン先オプションが登場してほしい。出てこなかったら自作するか……(^_^;)

 そして、ご本家は多少ソリッドで、ねじ込み式のポリアセタール系ペン先を採用したアップルペンシルを発売した。現在のデジタルペンのトレンドから想像すれば、いずれアップルペンシル用のエラストマー系ペン先がご本家かサードパーティーから登場してくるだろう。

理想形はペン先だけでなく
液晶表面の素材にも工夫が必要?

鉛筆からボールペン、デジタルペンや静電式スタイラスペン、充電の必要なアクティブなスタイラス……世の中にはすでに多くのペンがあるが、目指すところはどこだろうか?

鉛筆からボールペン、デジタルペンや静電式スタイラスペン、充電の必要なアクティブなスタイラス……世の中にはすでに多くのペンがあるが、目指すところはどこだろうか?

 マイクロソフトとアップル、新しいスタイラスペンのバトルはなかなか楽しいが、残念ながら、筆者の個人的感覚では本物の紙とペンには遠く及ばない。それでも、やはりペン先の感性だけならソニーのデジタルペーパーのペンが確実に一枚上だ。

 これはペン側のペン先素材に同じようなエラストマー系ペン先を採用しても、ペン先と接するもう一方が液晶のガラス面ではなく、保護フィルム一体型の無反射でマットな表面のE Ink「フレキシブル電子ペーパー」である点が大きく影響している

 何度も言わせて頂くが、もしタブレットとスタイラスペンの関係が従来の“紙とペン”との関係に近ければいい……というのであれば、相手が液晶画面のガラスでは、小手先のペン先素材の選択や変更程度では、しばらくは太刀打ちできないのではないだろうか。

 ひょっとすると、究極のタッチ感性の改善は、エラストマー系ペン先と保護シールのコラボワークなのかもしれない。

タブレットやデジタルスタイラスが進化すれば、感性的にも本当に紙と伝統的な筆記具がいらなくなる時代はやってくるのだろうか? それともまだまだ機能優先、先行の時代がしばらくは続くのだろうか?

タブレットやデジタルスタイラスが進化すれば、感性的にも本当に紙と伝統的な筆記具がいらなくなる時代はやってくるのだろうか? それとも、まだまだ機能先行の時代がしばらくは続くのだろうか?

T教授

今回の衝動買い

アイテム:Surfaceペン

価格:ヨドバシカメラにて8424円で購入


T教授

 日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
 T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。

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