CES 2016レポート 第33回
デル初の有機ELディスプレーや世界初のInfinityEdgeディスプレーも発表
宇宙船にも使う素材採用、超薄型ベゼルの13型ノート「Latitude 13 7000」
2016年01月07日 14時38分更新
米デルは1月6日(現地時間)、CES 2016で世界最小型をうたうビジネス向け13型ノートパソコン「Latitude 13 7000」、同社初の有機ELディスプレー「UltraSharp 30」、世界初のInfinityEdgeディスプレー「UltraSharp InfinityEdge」を発表した。
Latitude 13 7000は、宇宙船や航空宇宙産業で用いられるという、1方向性40トンファイバー層を採用し、ビジネスユースでも問題ない強度を実現するという。フレームレスディスプレー「InfinityEdge」を搭載し、ディスプレー周囲は超薄型ベゼルとなる。
USB 3.0と比較しておよそ8倍速のデータ転送が可能な「Thunderbolt 3」や、2つの4Kディスプレーに接続できるUSB Type-Cを配置している。そのほか、スマートカードリーダー、指紋リーダー、RFIDリーダー、セキュリティーソフト、暗号化ソフトなどのセキュリティー機能も備えている。米国では3月8日に販売開始予定で、価格は1299ドル(約15万3111円)から。
UltraSharp 30は、有機ELディスプレーを採用し、グラフィックアートや写真などカラー重視の環境で作業するニーズに対応するという。「トゥルーブラック」を表現できる40万:1のコントラスト比や、AdobeRGBやDCI-P3などの業界標準のカラースペースをカバーしている。解像度は3840×2160ドット。USB Typa-Cを配置し、互換システムにより1本のケーブルで動画やデータに接続できる。米国では3月31日に販売開始予定で、価格は4999ドル(約58万9226円)から。
UltraSharp InfinityEdgeは、超薄型フレームを搭載するフレームレスディスプレー。補助アームと統合ケーブル管理を備え、ワークスペースを最大化しデスクの上をすっきりさせることができるという。3840×2160ドットの27型「UltraSharp 27 InfinityEdge」と、1920×1080ドットの23.8型「UltraSharp 24 InfinityEdge」をラインアップする。
価格は、UltraSharp 27 InfinityEdgeが719ドル(約8万4747円)から、UltraSharp 24 InfinityEdgeが349ドル(約4万1136円)からで、どちらも米国で2月25日より販売開始予定。
そのほか、WindowsパソコンやAndroidスマートフォンなど最大2つのデバイスから、Miracastを使用してワイヤレスで同時にコンテンツの表示と管理が可能なディスプレー「UltraSharp 24 Wireless」「Dell 23 Wireless」も発表。価格は、UltraSharp 24 Wirelessが469ドル(約5万5280円)から、Dell 23 Wirelessが429ドル(約5万619円)からで、どちらも米国で3月31日より販売開始予定。
この連載の記事
-
トピックス
第50回 ポラロイドが3Dプリンターに参入 -
トピックス
第49回 フルカラーも! 紙を重ねる3Dプリンターにデスクトップモデル登場 -
スマホ
第48回 コレ欲しい!!CES2016会場で見かけた新種のスマートウォッチ6選 -
デジタル
第47回 レノボがGoogleの次世代スマホ「Project Tango」の開発表明、初の端末は2016年夏発売 -
スマホ
第46回 家でスマホのバッテリー時間が伸びる!? KDDIが支援するワイヤレス給電技術「Cota」 -
トピックス
第45回 装着でフォース覚醒! 手をかざしてBB-8を操れるリストバンド -
PC
第44回 インテル「Compute Stick」新モデルは、Core mでUSB増設! -
PC
第43回 500ドル以下で「音声ナビゲーション」搭載3Dプリンター「FabPod」 -
PC
第42回 Dellの本気を見た! 4K2in1モバイルとカーボン素材のLatitude 13 7370実機 -
デジタル
第41回 タブレット部500g以下!驚異的に軽い2in1「LAVIE Hybrid ZERO」実機レビュー -
PC
第41回 ソニー、最大読み出し440MB/秒のXQDカード「QD-M」シリーズ発表 - この連載の一覧へ