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2016年の潮流、薄型・軽量ノートPCを知る 第2回

CES発表の新モデルをおさらい

ことし注目の2 in 1は「Surface Book」だけじゃない

2016年01月19日 09時00分更新

文● 鈴木誠史/ASCII

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まもなくSurface Book発売というタイミングで、注目すべきモバイルPCが多数発表された

 マイクロソフト「Surface Book」の国内発売が、2月4日に決まった。米国でも2015年10月の発売後しばらく品薄状態が続いた人気の機種とあって注目度は非常に高い。購入を検討している人も少なくないだろう。

 だがCES 2016にて、レノボ、デル、HPなどが「薄型・軽量」「2 in 1」を特徴とする新型マシンを相次いで発表。Surface Book発売というこのタイミングで、モバイルPC全体が盛り上がっている。CESで発表があった製品は国内発売時期が未定の製品も多いが、いずれアナウンスがあることに期待したい。

 CESで発表のあった機種のスペックをおさらいし、Surface Bookと比べてみよう。

レノボ「YOGA 900S」

「YOGA 900S」

 「YOGA 900S」は、厚さ12.8mm/重さ999gの12.5型ノートだ。このサイズの2in1ノートでは、世界最薄であるという。独自の「ウォッチバンドヒンジ」を採用し、ディスプレーを360度回転するのも特徴のひとつ。2048段階の筆圧を感知するアクティブペンもオプションで用意しており、手書き入力も可能だ。ディスプレーは、フルHDよりも高解像の2560×1440ドット液晶を搭載する。

 最上位モデルは、Core m7、8GBメモリー、512GB PCIe SSDを搭載する。仕様の詳細は明らかになっていないが、最小構成で価格は1099ドル(約13万円)となるようだ。3月発売。

YOGA 900Sの主なスペック(最上位構成)
CPUCore m7
メモリー8GB
ストレージ512GB PCIe SSD(Samsung製)
ディスプレー12.5型(2560×1440ドット)タッチ対応IPS液晶
インターフェースUSB 3.0端子、USB 3.0 Type-C端子、USB 2.0端子(電源入力兼用)、ウェブカメラ(720p)
無線規格IEEE 802.11b/g/n/a/ac、Bluetooth 4.0
バッテリー駆動時間最大10.5時間
本体サイズ幅305×奥行き208×高さ12.8mm
重量999g
OSWindows 10 Home
最小構成価格1099ドル(約13万円)

レノボ「ThinkPad X1 Tablet」

「ThinkPad X1 Tablet」

 Core m7を搭載し、10時間駆動をうたう12型「ThinkPad X1 Tablet」。独自モジュールを使い機能を簡単に拡張できるのが特徴のマシンだ。オプションモジュールは、15時間まで駆動時間を増やせるバッテリーや、HDMI端子を備えた小型プロジェクター、RealSenseカメラなど。キーボードはトラックポイント付き、3段階の角度調節ができる。LTE Advancedにも対応する。

 厚さは8.4mm。重量は795gで、キーボードと合わせても1kg前後となる。価格は899ドル(約10万8450円)、2月発売。

ThinkPad X1 Tabletの主なスペック
CPUCore m7
メモリー最大16GB
ストレージ最大1TB SSD
ディスプレータッチ対応12型(1920×1080ドット、2160×1440ドット)IPS液晶
インターフェースUSB 3.0端子、USB 3.0 Type-C端子(給電兼用)、Mini DisplayPort、microSDカードスロット、フラッシュ付きカメラ(200万/800万画素)、赤外線カメラ、指紋センサー、Nano SIMスロット
無線規格IEEE 802.11b/g/n/a/ac、Bluetooth 4.0
バッテリー駆動時間最大10時間
本体サイズ幅291.5×奥行き209.5×高さ0.51mm(タブレット部分のみ)
重量795g(タブレット部分のみ)
OSWindows 10 Pro
最小構成価格899ドル(約10万8450円)

デル「Latitude 12 7000」

「Latitude 12 7000」

480

 デルの12.5型2 in 1ノートパソコン「Latitude 12 7000」の特徴は、なんといっても4Kディスプレーだろう。重量は公開されていないものの、厚さおよそ8mm、最大10.5時間駆動とモバイル向き。ペン入力も可能だ。

 キーボードはバックライト付きのフルサイズで、マウスカーソル制御、タッチパッドジェスチャー機能もある。2月上旬に販売開始予定で、価格は1049ドル(約12万3644円)から。なお、CPUやメモリーなどの情報は公開していない。

HP「HP Elite Book Folio G1」

「HP Elite Book Folio G1」

 12.5型ノート「HP EliteBook Folio G1」。180度開く4Kディスプレー搭載でありながら、重量が1kg以下というのが興味深い。本体左側にイヤフォンジャック、右側にThunderbolt 3対応のUSB Type-C端子×2を搭載するのみとインターフェースを絞り込んでいるのも大きな特徴だ。

 最上位モデルはCore M7-6Y75(1.2GHz)、8GBメモリー、512GB SSDを搭載。HP.comでの直販価格は999ドル(約11万8000円)からで、3月発売予定。

「HP EliteBook Folio G1」の主なスペック
CPUCore M7-6Y75(1.2GHz)
メモリー8GB
ストレージ512GB SSD
ディスプレー12.5型フルHD(1920×1080ドット)/4K(3840×2160ドット)352ppi
インターフェースUSB 3.1/Thunderbolt 3対応USB Type-C端子×2、ウェブカメラ(720p HD)
無線規格IEEE 802.11b/g/n/a/ac、Bluetooth 4.2
バッテリー駆動時間約10時間
本体サイズ高さ12.4mm(幅、奥行は未公開)
重量1kg以下
OSWindows 10 Home
価格999ドル(約11万7600円)

NECPC「LAVIE Hybrid ZERO」

LAVIE Hybrid ZEROシリーズの「HZ330/DAS」

 「LAVIE Hybrid ZERO」シリーズの新モデルが登場。11.6型デタッチャブルノート「HZ330/DAS」だ。CES2016にて参考出展を行なったモデルで、2月下旬に国内発売する。

 重量約798g(本体:約410g、キーボード:約388g)で、世界最軽量のモバイルPCをうたう。ディスプレーはフルHDのIGZO液晶で、CPUは第6世代(Skylake)のCore m3-6Y30(900MHz)、Pentium 4405Y(1.5GHz)を搭載。nano SIMスロット搭載でLTE/3Gをサポートする。

 店頭想定価格は18万9800円前後。LTE/3G非対応モデルや、キーボードが付属しないモデルもある。

「HZ330/DAS」の主なスペック
CPUCore m3-6Y30(900MHz)
メモリー4GB
ストレージ約128GB フラッシュメモリー
グラフィックスインテル HD グラフィックス 515(CPU内蔵)
ディスプレータッチ対応11.6型IGZO液晶(1920×1080ドット)ノングレア
LTE/3GLTE:バンド1(2GHz)/バンド3(1.7GHz)/バンド19(800MHz)/バンド21(1.5GHz)、3G :バンド1(2GHz)/バンド6(800MHz)/バンド19(800MHz)
インターフェース本体:USB 3.0(Type-C)端子(1ポートはパワーオフUSB充電対応)、Bluetooth 4.0、キーボード:HDMI端子、USB 3.0端子×2
カードリーダーmicroSD/SDHC/SDXCカードスロット、nano SIMスロット
無線規格IEEE 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
バッテリー駆動時間本体のみ:約5.5時間、キーボード装着時:約10.3時間
本体サイズおよそ幅292×奥行き7.6×高さ192.5mm
重量本体:およそ410g、モバイルパワーキーボード:およそ388g。キーボード装着時合計:およそ798g
OSWindows 10 Home
店頭想定価格18万9800円前後

Surface Bookと比べてどう?

 Surface Bookのスペックも確認しておこう。ディスプレーは13.5型(最大解像度3000×2000ドット)。CPUは第6世代のCore i5/i7を採用し、GPUはインテル HD グラフィックス 520のほかGeForceも搭載可能とするなど、ハイスペックを求めるユーザーにとっては強力な選択肢となるだろう。ただし、重量は約1.516kg(GPU搭載モデルは約1.579kg)とそれなりにある。

 「持ち運びしやすいマシンが欲しい」「Surface Book級のスペックは必要ない」という人は、本記事で紹介した機種も候補に加えておくといいだろう。価格も900~1100ドル(約11~13万円)程度であるため、最小構成で20万4800円(税別)のSurface Bookに比べてコスト面も優れている。

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