通信用SIMとキーボード、ケースを用意!
当初は現在iPhone 6 Plusに使用しているドコモのSIMを転用しようと考えたが、なかなかいいと噂に聞いたIIJmioのデータ通信専用SIM(SMS)をAmazon.co.jpで購入した。
2016年3月までが登録期限という触れ込みで、たったの480円で購入したが、実際にデリバリーされてきたものは再来年(2017年)3月まで登録賞味期限のあるモノだった。SIM販売の世界はよくわからない。登録時には月3GB上限の月額1000円くらいのプランを選択した。
さて今回、今更iPadのアプリや製品紹介を行なうつもりはないが、筆者の最大の興味は、今までで一番重くて一番大きなiPadをモバイル環境で使うべくケースや後付キーボードをいろいろ悩みながら考えることだった。
iPad Proを徐々に使いながら、それら周辺機器をひとつひとつ揃えて、トライ・アンド・エラーして進むことも考えたが、まだまだそれほど多くの周辺機器が発売されている状況でもない。
そしてiPad Proは、従来の誰もが購入したくなる妥当な価格とサイズのタブレットでもないことから、それほど周辺機器もバリエーションが増えてくるとは思えない。
一方的にそのように踏んで、ロジクールの「Create iPad Proキーボード」(2万390円)と、ノーブランドのソフトクリアケース(990円)、iPad Pro 専用カバー スマートケース(1400円)の3個をまとめて大人買いした。届くなりこれら3点を実際にiPad Proに装着してその使い勝手と携帯性を多方面からチェックしてみた。
今回は、いつものように悩むことはまったくなく、結論はアッという間に出てしまった。最初のロジクールのキーボードだが、確かに純正のキーボードカバーより多機能でキー入力感もいいとは思うが、その重量は論外だ。
実際にiPad Proに取り付けて重量を測定してみたら、筆者が普段から“重い”と言って、宿泊出張の時を除き、街中では決して持ち歩かず、自宅の食卓やソファーでのみ使っているThinkPad X1 Carbonより重い1472gだった。筆者的には、もはやこれはキー入力の良し悪しを論じるレベルの話ではなかった。
同様に、iPad Proの背面と液晶面の両側を保護できるiPad Pro 専用カバー スマートケースも装着して重量を測定してみたら、1.1Kgを超えていた。
結局、筆者が選択した組み合わせはノーブランドのソフトクリアケースとなり、そのトータル重量は879gだった。その日のカバンによってはGENTEN製の軽量な革封筒にiPad Proを収納してモバイル環境で活用している。
(次ページに続く、「ペンでの入力の感覚など、まだ「便利」の境地には至らず……」

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