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『角川インターネット講座』(全15巻)応援企画 第10回

ネコとネットの関係をちょっとだけ探ってみる

ネット民はネコ好き?「にゃんたーねっと」の真実

2015年12月09日 18時00分更新

文● 二瓶朗 編集●ASCII.jp

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今回もモフモフマシマシでお送りしますが何か?

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にゃんたーねっとの真実を探るニャ

 こんにちは。ヌコです。

 IT業界の皆さんはネコが好きですよニャ。というような話を前回の冒頭でさせていただきました。

 これに関しまして「そりゃ本当なのか」という疑問が寄せられているそうなのですが(主にドッグラン方面から)、なかなか業種別の統計は難しいのでは……と思いつつも、時はまさにビッグデータ時代、インターネットには我々の想像を越える規模で人類の記録が詰め込まれている最中です。

 膨大な情報の断片を紡いで人工知能が爆誕しかねないこのご時世、延々ググればあらゆる答えが出てくると信じ、肉球を駆使してネットを調べましたところ、ありましたよ。転職支援サービスでお馴染みの「DODA」さんが2013年6月に調査結果を発表していました。

 この調査では、20代でお勤めの方・約2500人に「イヌ派? ネコ派?」ということと、その職種と業種をアンケート形式でお尋ねしたんだそうですよ。そしたらどうですか、「ネコ派」と答えた人の割合が最大だった業種はITじゃニャいですか!(グラフ1)。

 職種では、金融系の人たちがいちばんネコ派よりだそうですニャ(グラフ2)。……といっても、どちらの統計でもネコ派の割合がイヌ派の割合を下回ってるんですけどね。イヌ派の皆さん、安心してください。勝ってますよ。

 でもこれはあくまで20代の皆さんに向けた調査ということなので、いずれ角川アスキー総研の皆さんには全世代にわたった調査をお願いしたいところですニャ。

グラフ1:業種別「イヌ派vsネコ派」のデータ。もっともネコ派が多いのがIT業界。最もイヌ派が多いのが商社(DODAの調査結果をもとに筆者がグラフ作成)

グラフ2:職種別「イヌ派vsネコ派」のデータ。最もネコ派が多いのは金融系で、ITエンジニアはそれに次ぐ割合。一方、最もイヌ派が多いのは営業系(DODAの調査結果をもとに筆者がグラフ作成)

 ところで、肉球を駆使してネットを探索しているときに、ふと気になってGoogleで「犬」「猫」をシンプルに検索してみたんですよ。そしたらですね。

キーワード「犬」です。約8610万件がヒット

 さすがのイヌ派。8610万件もヒットするのです。そしてキーワード「猫」ですよ「猫」。

キーワード「猫」です。約1億7700万件がヒット。え!?

 まさかのネコ大勝利じゃないですか。ネット民はやっぱりネコ好きなのですね?

 これについてはあくまで推測ニャのですが、イヌを飼っている飼い主さんというのは、外に散歩にでかけたりして、ほかの飼い主さんとリアルの交流があると思うんです。朝晩散歩のときには、ほかのイヌフリークのみなさんとキャッキャウフフと戯れながら、お互い飼い犬自慢ができるわけです。

 しかしネコというのはなかなか飼い主さんといっしょに外出はしませんよね。そもそも室内飼いがほとんどです。するとですね、ほかの飼い主さんやネコ好きの皆さんに自分の飼っているネコをアピールするとなればこれ自然にネットに頼らざるを得ない、そういうことになるのではニャいでしょうか?

 上で示したリアルの統計ではイヌ派が多数を占めたのに対し、ネットにネコ情報があふれているのはそういうワケではないかと! 1匹のネコとして思うわけですニャ。

閑話休題

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(次ページでは、「ニコ厨のみなさんはネコ動画がスキスキ」)

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