いざ海底で自撮りチャレンジ
船から海にエントリーしてさて、潜行……と思ったら、沈まない。いつもと同じ6kgのオモリを着けているのになぜだろう、と思ったら、ライトやディカパックが浮力になっていつもよりも軽くなっていたのだ。そこで2kgのオモリを追加して海底へ。最初は綺麗な海なのだが、数百本の酒瓶が入ったケージを降ろして海底を動き回るので、あっという間に濁ってしまう。前回に引き続き、またもや霧の中のような写真になってしまったのはご勘弁頂きたい。
iPhone 6は海底到着後も無事に撮影を続けている。画面キャプチャーを撮ると、海中にカシャーッというシャッター音が響くのは、皆が何事かと思うのでやめて欲しい。自撮りはまったく問題なく行なえた。水が澄んでいれば、友達と一緒に映ることも可能だろう。
バッテリー残量が50%スタートのうえ、綺麗に映るように明るさを最大にしたので、案の定20分ほどでバッテリー残量が低下。警告画面を消そうといろいろやっていたらSiriが立ち上がり、一度オフにしたらそのまま電源が落ちてしまった。
光量はやや弱いが安心感のある「ナイトスターJP」
次は、LEDライト「ナイトスターJP」のチェック。ポケットから取り出したが、浮力があるので手放しそうになった。ポケットに入れて潜行するにしても、ストラップは付けておいたほうがいい。海上で振って充電しておいたので、早速電源オン。スイッチは非接触型なので、漏電しないし火花も散らない。水深15mは全部青く見えるが、明るさはそこそこある。そのため、「ナイトスターJP」の明るさはあまり感じなかった。夜であればはっきり照らすことができるだろうが、範囲はそれほど広くなさそう。照射時間は20分で、海中で振るのもちょっと現実的でないので、本格的な夜間ダイビング用途には向いていないかもしれない。
しかし、水深や温度を気にせずラフに使えるライトは重宝する。昼間のダイビングでもちょっと穴の中を照らしたい、といった時にポケットに入っていれば便利かも。一緒に潜ったプロのダイバー達も興味津々だった。陸上では、最強の防災用ライトとして常備すればいい。
「ディカパック アクション」と「防水セルフィースティック」で、海底でも動画の自撮りは可能。潜る前にフル充電にしたうえ、画面の明るさを抑えておけば、バッテリー切れも起きないだろう。これは、今後も持っておきたいアイテムかも。「ナイトスターJP」もポケットに入れておきたいスグレモノだった。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。
この連載の記事
-
第342回
トピックス
低解像度の古い写真を高画素化するAI「Topaz Gigapixel AI」で印刷品質にするワザ -
第341回
iPhone
iOS 16で変わった時計のフォントは変更可!? ロック画面を思いっきりカスタマイズしよう -
第340回
スマホ
バッテリー消耗問題が解決したiOS 15.4の新機能をチェックする -
第339回
スマホ
新顔のスマートリモコン「Nature Remo mini 2」で家中の家電をスマホでオンオフするワザ -
第338回
iPhone
格段に進化したiOS 15! イチオシの新機能10を一挙紹介 -
第337回
トピックス
標準機能が充実しているVivaldiブラウザーに乗り換えればウェブ閲覧が超快適になる -
第336回
トピックス
3000円以下で手に入る防水防塵ナイトビジョン対応の高性能監視カメラ活用術 -
第335回
iPhone
スマートトラッカーの決定版「AirTag」を活用して探し物を即見つけるワザ -
第334回
トピックス
今年ブレイクの予感!? ありとあらゆる情報を一元管理するサービス「Notion」がイチオシのワケ -
第333回
トピックス
もっと便利に活用しよう! Googleスプレッドシート使いこなしテクニック 7選 -
第332回
トピックス
Windows 10標準ブラウザー「Edge」がChromeの機能を使えるようになっているの知ってた? - この連載の一覧へ