将来はユーザーエンゲージメントを深める「看板娘」に?
現在、シャオアイスは中国のショッピングサイト(JD.com)と提携し、ショッピングアドバイザーのような“仕事”もしているという。ユーザーとのチャットの中で、ユーザーが興味を持っている商品の写真や情報をデータベースから提供し、購入を促す役割だ。
日本でも、8月に「LINE ビジネスコネクト」とりんなを組み合わせた「りんなAPI for Business」が発表されている(関連記事)。これも、LINE上でユーザーからの問い合わせなどに対応するものだ。
「シャオアイスやりんなにさまざまなデータを搭載していくことで、単に感情を持ったチャット相手だった存在が、ショッピングを一緒にする友達、買い物を手伝ってくれる人にもなる」
ホン氏は、ショッピングサイトでの活用例はほんの一例であり、シャオアイスやりんなの可能性はまだまだ深掘りできるだろうと語る。
「シャオアイスやりんなは、将来的にはWebエージェント化していくだろう。ユーザーとの感情的なつながりをさらに生かして、マイクロソフトのエコシステム全体においてユーザーエンゲージメントを深めていく役割を果たすのではないか」