1時間ズレてたら手に入れられなかった、たった4つの在庫
ラスベガスから移動してきた翌日の10月30日、筆者は用事を片付けるべくサンフランシスコ市内を駆け回っていた。その途中、昼過ぎごろにBest Buyの店舗(13th and Harrison St.)にふと立ち寄ってみた。すると、店舗の奥の方にSurface専用コーナーが設けられ、Surface Pro 4とSurface Bookが展示されていた。ラスベガスのMicrosoft Storeで「30日入荷」と聞いていたので、念のため店員に「Surface Bookの在庫はあるか?」と確認してみたところ、ここでも「今週中の入荷はない」との返事。
「ここはMicrosoft Storeじゃないから、当面商品が入ってこなくてもしょうがないよね……」と思いながら、しばらく店内を徘徊した後に出口に向かったところ、先ほど会話した店員が息を切らせながら駆け寄ってくる。そして「いまSurface Bookの在庫確認ができました!!」と驚きの報告をしてきたのだ。
どうやら、朝に到着した商品をデータベースに入力していたのが昼のタイミングで、自分が店内を10~15分ほど徘徊している間に「在庫あり」にステータスが変化していたようだ。Best Buyに来る時間が前後1時間ほどずれていただけで入手できなかった可能性が高いわけで、非常にラッキーだ。
ただし入荷した台数は4つのみで、このタイミングを逃すと次回の入手は難しいという。モデルは最上位の2699ドルのモデル(Core i7+16GBメモリー+512GBストレージ+dGPU)が2つ、2099ドルのモデル(Core i7+8GBメモリー+256GBストレージ+dGPU)が1つ、残り1つが1499ドルの基本モデル。編集部からは「dGPUのモデル」という指示のみだったので、どれを購入するか非常に悩んだが、編集部に確認しようにも日本ではまだ午前4時台の早朝で誰もいない。
「2699ドルのモデルが税込みの日本円で約36万円、2099ドルのモデルが税込みの日本円で約28万円……」とコンマ5秒ほどで瞬間的に計算した末に選んだのは、2099ドルのdGPU搭載で8GBメモリーのモデル。Microsoftでは「MacBook Pro対抗」をうたってプレミアムな価格帯に投入してきたSurface Bookだが、あまりの円安ぶりを実感できる価格に(店頭で購入可能な)最上位モデルは選べませんでした。ご免なさい。