ファーウェイ通信 第8回
ファーウェイ・ジャパンのトップに話も聞いた!
ファッションと技術が両立したスマートウォッチ「HUAWEI WATCH」の魅力に迫る!
2015年10月29日 16時00分更新
SIMフリースマホやモバイルルーターなど、ファーウェイ製端末の魅力をお伝えしている「ファーウェイ通信」。今回注目するのは、腕時計らしいデザインが魅力の最新スマートウォッチ「HUAWEI WATCH」だ。10月16日から発売中(一部モデルは11月中旬以降を予定)の同製品をレビューしつつ、ファーウェイ・ジャパン デバイス・プレジデントの呉 波(Oliver Wu)氏にもその魅力を語ってもらった。

ある意味スマートウォッチらしくないスマートウォッチの「HUAWEI WATCH」。腕時計的なデザインが最大の特徴だ
一目でわかる腕時計らしい腕時計なデザインが一番の魅力
バンドの固定部やホールレスなど徹底的にこだわり
HUAWEI WATCHの最大の特徴は、なによりそのデザイン。写真で見ていただければすぐにわかるだろうが、腕時計以上に腕時計らしいクラシカルなデザインが採用されている。腕時計の世界で現在主流になっている42mmのケース径や、美しいアーク形状のラグ(ケースにバンドを固定する部分)などを取り入れており、高級腕時計と比べても遜色ない仕上がりだ。
ホールレスデザインというコンセプトもおもしろい。HUAWEI WATCHには音声操作を行なうためのマイクが内蔵されているのだが、腕に装着した状態ではマイクの穴が見えない配慮がされているのだ。これはスマートウォッチではどうしても目立ってしまっていた“ガジェットっぽさ”を排して“腕時計らしさ”を追求するという、HUAWEI WATCHのデザイン思想が反映されたものだ。
素材面でも、高級感は追求されている。ケースには冷間鍛造により強度が40%高められたというステンレスを使用。ガラスには硬度と透明度と誘電率が高く、タッチの検出が良いと言われるサファイアクリスタルを採用している。サファイアクリスタルを採用するAndroid Wear端末はHUAWEI WATCHが初とのことだ。
円形の1.4型AMOLEDディスプレーは、その高精細さと鮮やかさに驚かされる。解像度は400×400ピクセル(286ppi)で、コントラスト比は10000:1という鮮明さ。文字盤の細い秒針や細かな文字などもきっちりと表示される。このディスプレーも腕時計としての自然さを実現するのに重要な要素となっている。
実際に利用していて気づくのは、竜頭がケースの2時の位置にあることで生まれる快適な操作感だ。人間工学に基づくデザインとのことだが、腕に装着した状態で操作しているとそのメリットが実感できるはず。スマートウォッチでは多用する部分だけに、細かな配慮がされているという印象を受ける。
文字盤のデザインを40種類から選択できるのも楽しい。タイプの異なるさまざまなデザインが用意されており、その日の気分やTPOに合わせて好きなときに切り替えられる。デザイン変更はディスプレーを長押ししてのスワイプでも、スマホからでも可能だ。
ラインアップは4モデル(カッコ内は実売価格)。ケースがシルバーでブラックレザーのバンドを組み合わせた「W1 Classic leather」(税抜4万5800円)。同じくシルバーのケースにメッシュ状のメタルバンドを組み合わせた「W1 Classic Stainless」(税抜5万1800円)。今回の記事で試用したモデルで、ブラックのケースに同色のメタルバンドを組み合わせた「W1 Active」(税抜5万7800円)。ケースがゴールドでブラウンレザーのバンドを組み合わせた「W1 Elite」は11月中旬以降の発売予定で、予想実売価格は税抜8万1800円となっている。

日本で発売されるのは4モデルだ
ここまでデザイン面の話ばかりしてきたが、もちろんスマートウォッチとしての基本機能もしっかり備えている。この点は次ページで紹介していこう。
デザインチームは高級腕時計の本場に足を運んで研究
まず受け入れてもらうために腕時計としての違和感をなくした
ここからは、ファーウェイ・ジャパン デバイス・プレジデントの呉 波(Oliver Wu)氏に、HUAWEI WATCHについて、その魅力や開発秘話を聞いていく。
――HUAWEI WATCHのデザインでポイントとなったのは何でしょうか?
呉氏(以下同) HUAWEI WATCHのデザインを決めていくにあたってのコンセプトは「Watch is watch」というものでした。これはスマートウォッチであっても“腕時計らしい腕時計”を作らなければいけないという意味合いを持っています。ファーウェイのデザインチームは腕時計について学ぶために、高級腕時計の本場であるスイスにまで足を運んでいます。
――スイスではどのような勉強を?
パテック フィリップやIWC、ロレックスといった現地の高級時計メーカーのデザイナーと交流を持ち、彼らが守っている「スピリッツ」を学び取るというものでした。そのような交流の中から「よりクラシックなデザインに」という方向性が定まり、42mm径のケースや2時位置にある竜頭といったディテールが決まっていきました。彼らとの議論は非常に有意義なものになりました。
――デザインチームのメンバーはどのような人たちなんでしょうか?
メンバーの詳細は明かすことができませんが、ファーウェイは世界16ヵ所にR&Dセンターを設置しており、最近ではパリにデザインセンターも設立しています。今回のプロジェクトでは、さまざまな国から集まったメンバーがスイスだけでなく、世界中のいろんな国を訪れています。もちろん、日本にも来ているんですよ。
――腕時計らしいクラシックなデザインでなく、たとえばテクノロジーを前面に押し出す方向性もありえたのではないかと思いますが、選択の決め手になったのは何だったのですか?
スマートウォッチはスマートフォンとは違って、まだ多くの人々に受け入れられているプロダクトではありません。実際、今あるスマートウォッチの中には、1週間使ったら飽きられてしまってそれ以上使われなくなってしまうような製品もあるのが現状です。
ですので、HUAWEI WATCHはまず人々に受け入れてもらう必要がありました。そのためには、製品の外観や装着感に「違和感」があってはいけないし、それを所有することが「ステータス」になるような製品である必要もあります。そのようなことからクラシックなデザインの方向性が定まっていったのです。
――日本では4モデル展開となっていますが、どのモデルが最も受け入れられると思いますか?
ブラックのW1 Activeか、ゴールドのW1 Eliteだと思います。今回、日本の時計メーカーにも話を聞いているのですが、やはり日本ではブラックが人気だということでした。ただ、PCやスマートフォンでも最初は黒か白の本体色しかなかったのが、普及するにつれて他の色のシェアが増えていきました。スマートウォッチも同様に、将来的にはゴールドの需要も高まるだろうと予想しています。
(次ページでは、「AndroidとiPhoneの両対応でほとんどのスマホで使える!」)

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