6軸加速度センサーやBluetoothをオンボードで搭載(そのままドローンのコントローラーにできそう)
インテル製プロセッサーのArduino、今度は超小型CPUを心臓部にして登場
2015年10月19日 14時26分更新
インテルは10月16日、新たな学習ボードマイコン「Arduino 101」に同社の超小型プロセッサー「Curie」が採用されたと発表した。2016年初頭に発売される。
Arduino 101はインテルの超小型チップ「Curie」を搭載し、80KBメモリーと384KBフラッシュメモリー、Bluetooth SMARTをオンボードで装備。さらにジャイロ/加速度センサーによる6軸センサーも搭載されている。ボードはArduino UNOなどと同様にピンソケットを持ち、シールド(拡張ボード)もセットできる。
インテルのプロセッサーを搭載したArduino系といえば、すでにQuarkプロセッサーを搭載した「Galileo」が販売されているが、豊富なI/OやLinuxの搭載などArduino系開発ボートとしては異例のハイスペックなボードとなっている。Arduino 101は、Bluetoothや加速度センサーの搭載など機能的にはオリジナルArduinoに比べて高いものの、Galileoのようなハイエンドな開発用ボードではなく、学習向けといった本来のArduino路線に戻ってるようだ。
米国内ではArduino 101、米国外では「Genuino 101」という名称となる。米国では30ドル、欧州では27ユーロ、2016年第1四半期の販売を予定している。