「売れるECサイト」は何をやっているのか? 7000社超のEC支援実績を持つ「いつも.」のコンサルタントが、売上アップに欠かせない戦略・戦術・施策をまとめた書籍『ECサイト[新]売上アップの鉄則119 オムニチャネル時代の集客から接客まで』から、現場ですぐに使えるノウハウを厳選して紹介します。
メールマガジンを活かすには開封率の向上が必須です。お客さまの購入が集中する時間帯を割り出し、配信時間や曜日を調整します。お客さまが開きたくなるようなメールの「件名」も大切です。
購入者が多い時間帯に配信する
メールマガジン経由で売上を伸ばす第一歩は、開封してもらうことです。適当に配信せず、開封率が高まる配信タイミングを考えて配信します。
ベストな配信タイミングは、自社サイトで購入者が多い時間帯です。夜間に購入する人は次も夜に買う確率が高く、昼間の人はやはり次回も昼間の確率が高いです。購入が集中している時間帯を割り出し、その時間にメールを配信します。たったこれだけで、はるかに開封率が上がります。
配信回数は、多くても週に1回を目安に、一定の節度を保つことが重要です。お客さまの手元には毎日大量のメルマガが届いています。連日のように同じ企業のメルマガが届くと、お客さまはうんざりしてしまいます。配信日はメルマガが集中する金曜日を避け、火~木曜日、または土曜日がおすすめです。
開封率を左右する「件名」
メルマガの開封率は「件名」でも大きく変わります。ECサイトのメルマガでは、よく、記号や装飾文字を乱用した派手な件名を見かけますが、感心しません。記号の使用は抑えて、シンプルでインパクトのある件名を考えましょう。ほかにも、お客さまの名前を盛り込んだり、ポイントの有効期限を添えたり、反応を引き出すためのノウハウがあります。右ページにまとめましたので、参考にして開封率のアップに取り組んでいきましょう。
最近はPCではなくスマートフォンから見る人も大勢います。PCとスマートフォンでは画面の大きさが違うので、読める件名の文字数も変わってきます。どちらから見ても、大事なキーワードが届くように調整しましょう。