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業界人の《ことば》から 第166回

センサー市場全体に占める日系企業のシェアは54%

日本の成長、逆転の一手はセンサー大国になることかもしれない

2015年10月15日 09時00分更新

文● 大河原克行、編集●ASCII.jp

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エレクトロニクスは自動車と並ぶお家芸だったが

 CPS/IoTの話に触れる前に、電子情報産業の日本における重要性について、水嶋会長は触れた。

 「電子情報産業は、輸送機械(自動車産業)と並んで、重要な位置づけを持つ。売り上げ規模は製造業全体の15.9%を占め、輸送機械産業の17.5%に次ぐが、雇用は285万人と、輸送機械産業の3倍の規模。さらに、2兆5000億円もの設備投資があり、日本全体の約2割を占める。また、研究開発投資は3兆3000億円に達し、日本全体の3割を占める。日本においては全産業の4.4%の市場規模だが、雇用、設備投資、研究開発費において高いウエイトを占めており、日本の重要産業である」と位置づけた。

電子情報産業の売り上げ規模は製造業全体の15.9%を占め、輸送機械産業の17.5%に次ぐ

重要であるという根拠は多くの雇用を生み、設備投資や研究開発費に対して強い影響を持つため。

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