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iPhoneで楽しむワイヤレスミュージックライフ 第1回

今おススメしたい“手乗り”Bluetoothスピーカー3モデルはコレ!

2015年10月05日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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7000円台で買える多機能スピーカー!
エレコム「LBT-SPP310AV」

エレコム「LBT-SPP310AV」

エレコム「LBT-SPP310AV」

 最後は、ここのところイヤホンやBluetoothスピーカーに力を入れているエレコムの「LBT-SPP310AV」(実売価格 7000円前後)。1万円を切る低価格ながらも、Bluetoothに加えて、PCとのUSB接続に対応するモデル。

 しかも、本機を2台使用してワイヤレスのままステレオスピーカーとしても使える機能も備えている。多彩な使い方ができるコストパフォーマンスが高いモデルだ。

パンチングメタルでカバーされたフロント。奥には2つのドライバーと中央にパッシブラジエーターがある

パンチングメタルでカバーされたフロント。奥には2つのドライバーと中央にパッシブラジエーターがある

右側面には、曲送り/曲戻しボタンと、外部入力としてステレオミニ端子、USB端子(PC接続/充電用)を備える

右側面には、曲送り/曲戻しボタンと、外部入力としてステレオミニ端子、USB端子(PC接続/充電用)を備える

左側面には電源ボタンと音量調整のボタンを装備する

左側面には電源ボタンと音量調整のボタンを装備する

 Bluetooth機能もなかなか充実しており、SBCに加えてAACとapt-Xのコーデックに対応。NFCにも対応しているので、ペアリング設定も簡単だ。

 ハンズフリー通話など、スマホと組み合わせた場合の使い勝手も万全。バッテリーはリチウムポリマーで、連続再生は約10時間と実用性も十分だ。

 音質の方も40mm口径のドライバーとパッシブラジエターを搭載。音質もしっかりと追求している。

この価格とは思えない鮮明で生き生きとした音

 試聴してみると音はかなりがんばっている。ポップスではボーカルの声をみずみずしい音で再現し、鮮明で生き生きとした感触が好ましい。

 アンプ出力が3W+3Wと、前の2機種と比べて控えめのため、大音量でのパワー感や低音の力強さが不足するものの、中音域中心の音は細かな音の再現性もなかなかのもの。ややこぢんまりとしたスケール感ではあるが、自然で表情豊かなサウンドだ。

 デザイン上の特徴である三角柱の形状は、平行面をなくして不要な共振を避ける設計でもあり、濁りや歪み感のないナチュラルな音になっている。安価なBluetoothスピーカーにありがちな、細部の音がベタっと潰れたように感じることもなく、きめ細かい音色の変化がよく出る。

 プライベート用として、あまり大音量では聴かないという使い方ならば、アンプ出力が少ないことも気にならないし、適度な音量で気持ちよく音楽を楽しめるだろう。安価なことを活かして2本使えば、よりステレオイメージも拡大するのでぜひ試してみたいと思う。

実はミニコンポも人気が再燃!?
注目のコンパクトオーディオシステムをじっくり紹介

 Bluetoothスピーカーはサイズ的にもバリエーションが多く、これがあればCDプレーヤーやFM/AMラジオといったミニコンポ的なものは必要ないと思う人もいるだろう。

 実際、ミニコンポはハイレゾ対応などの高機能モデルを別にすればBluetoothスピーカーの台頭でかなり苦戦していた。しかし、どうもその状況にも変化が現われ、ミニコンポの人気も再燃しているという。想像するに、コンパクトなサイズはそのままにより本格的な音質のものを求めるニーズが生まれてきてるのと思われる。

 というわけで次回は、デジタル時代ならではであるコンパクトでしかも音もいいという、新世代のオーディオシステムを紹介。IFA 2015で注目を浴びたソニーの「CAS-1」をじっくりと紹介しよう。

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