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iPhoneで楽しむワイヤレスミュージックライフ 第1回

今おススメしたい“手乗り”Bluetoothスピーカー3モデルはコレ!

2015年10月05日 12時00分更新

文● 鳥居一豊

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絶大な人気を誇るコンパクトスピーカー
ボーズ「SoundLink Mini Bluetooth speaker II」

ボーズ「SoundLink Mini Bluetooth speaker II」

ボーズ「SoundLink Mini Bluetooth speaker II」

 2014年の発売以来、品薄が続くという爆発的なヒットを記録したボーズの「SoundLink Mini Bluetooth speaker II」(実売価格 2万7000円前後)。今だにBluetoothスピーカーでは1位、2位を争う売れ行きのようだ。

 今年の6月にリニューアルされ、基本的なデザインはそのままだが、カラーは黒(カーボン)と白(パール)の2色となり、より高級感のある質感になっている。

デザインは大きく変わっていないが、アルミ押し出し材を使ったボディーは、ビーズブラスト仕上げ&陽極酸化処理が施され、汚れやキズに強いものになっている

デザインは大きく変わっていないが、アルミ押し出し材を使ったボディーは、ビーズブラスト仕上げ&陽極酸化処理が施され、汚れやキズに強いものになっている

正面から見たところ。独自の小型トランスデューサーが左右に2個備わっているのがわかる

正面から見たところ。独自の小型トランスデューサーが左右に2個備わっているのがわかる

ロゴの有無以外はほとんど見分けがつかない背面。中央に見えるのは低音用のパッシブラジエーター

ロゴの有無以外はほとんど見分けがつかない背面。中央に見えるのは低音用のパッシブラジエーター

充電を行なうクレードル(本体下)と組み合わせたところ。本体だけでも連続使用10時間のバッテリーを内蔵している。側面には外部入力端子(ステレオミニ)のほか、充電用USBポートを搭載し、クレードルがなくても充電可能

充電を行なうクレードル(本体下)と組み合わせたところ。本体だけでも連続使用10時間のバッテリーを内蔵している。側面には外部入力端子(ステレオミニ)のほか、充電用USBポートを搭載し、クレードルがなくても充電可能

 基本的な機能としては大きな変更はなく、Bluetoothによるワイヤレス接続と、ステレオミニ端子による有線接続が可能なアクティブスピーカーで、スマホと接続した場合は着信時のハンズフリー通話にも対応している。

 音声ガイドも付いているので、ペアリング操作なども手軽に行なえる。内蔵バッテリーはリチウムイオンで、連続再生時間は約10時間となっている。

手のひらサイズとは思えない立派な音質

 その音は手のひらに乗るようなコンパクトさとは思えない鳴りっぷりのよさで、元気よく音楽を楽しめるタイプだ。クラシックを聴くと、中低音がしっかりと出て大編成のオーケストラらしい雄大さもそれなりに感じられるのは立派。

 ポップスでは声に張りがあってはつらつとした表情になることに感心した。声のニュアンスはもちろん、バックのギターやベースの音色にも厚みがあって聴き応えがある。低音のパワーはたいしたものだが、決して過剰に量感が乗ってくるようなものではなく、鮮明な中高域と足並みを揃えたバランスのいいものになっている。

 ジャズを聴いても、ピアノの素早いタッチや、ドラムのリズムのキレなど、パワー感だけでなく、スピード感やテンションの高さもよく出る。

 Bluetoothということもあって、決して高解像とか情報量が豊かというわけではないが、不思議と不満を感じない。むしろ音楽の美味しいところをしっかりと聴かせてくれる感じに上手さを感じる。

 見た目の質感もよくなったし、音質もよりバランスのよさが熟成されてきたと感じる。見た目の新鮮味は少ないものの、こちらも大きな人気となりそうなモデルだ。

(次ページに続く、「パワフルな重低音を再生できる立方体スピーカー ソニー「SRS-X33」」)

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