キヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)は10月1日、Webアプリ100%自動生成ツール新板「Web Performer V1.5.0」を発売した。新たにHTML5とCSS3をサポートし、操作性と表現力に優れた画面開発を可能にしている。
Web Performerは、開発現場の生産性向上を目標に「短納期」「高品質」「低コスト」をコンセプトに掲げたWebアプリ100%自動生成ツール。Javaの知識に関わらず、業務・設計ノウハウを活用して「基本設計情報」を定義するとWebアプリを自動生成する。
新版では、HTML5とCSS3に対応した。ドラッグ&ドロップ操作による添付ファイルの指定や、システムメニューの階層表示など、操作性や表現力に優れた画面開発が可能になるという。
また、自動生成できるWeb画面デザインのスタイルも刷新し、新たなスタイル(フォント・文字色・背景色)を20パターン追加した。これらのスタイルを基に、開発者は独自のWeb画面デザインをGUIエディタで作成可能となり、ユーザー企業独自のWeb画面を簡単にデザインできるようになるという。
そのほか、アシストのBRMS(ビジネスルール管理システム)「Progress Corticon」と、Web PerformerのWebサービス連携機能を強化し、Progress Corticonで設定した語彙やビジネスルールをJavaのコーディングなしで取り込み、呼び出せるようになった。
価格は「Web Performer SE版」が300万円(税別)から、「同 EE版」が500万円(同)から。キヤノンITSは2017年までに40億円(導入支援、システム開発を含む)の開発を目指す。