月額料金などを比較!
トータルの安さなら格安SIMがダントツ
最後に費用や仕様を比較してみたい。あまり使わない場合なら、格安SIMの安さが抜きん出ている。初期費用は大きいが、2年で5万円前後しかかからない。
もし、手持ちで余剰端末があって使うことができればコストはもっと下がる。問題は固定回線として月間3GBは少し苦しいので、毎日PCを長時間使っていればオーバーすると考えたほうがよい。
筆者の実感としては、毎日のようにPCを使う人なら動画漬けでなくても月間10GBくらいは必要と考える。
セキュリティーソフトの更新や定期的にやってくるWindows Updateもそうだが、動画広告がたくさん貼り付けてあるページや、Twitter情報が自動更新しているページ、ページの表示が自動で更新されるSNSなど、表示しているだけでどんどんパケットを消費するウェブサイトは山ほどあるからだ。
動画を積極的に見るならもう青天井であり、むしろ光ファイバーに乗り換えたほうが快適だろう。動画アップロードを繰り返したり、朝から晩までYoutubeを見ればたった1日で数GBなんて簡単にいってしまう。そして、最近の容量超過の原因はオンラインストレージである。
このほか、速度が3Mbpsに制限されるものの、月額2982円で容量無制限のサービスが「ぷららモバイルLTE」にある。また、容量、速度制限とも無制限の「b-mobile SIM 高速定額」(月額2140円)があるが、完全な無制限だけに実効速度が若干リスキーではあるが、検討する価値がある。
要は使う量次第ということになるが、それでもモバイル回線の利用は検討に値する価値ありだと思う。
モバイル回線を“固定”で使うのはアリ
今後、ADSL難民は増えると思われる。固定電話を使い続けADSLサービスに不満がないなら、サービス終了までADSLを使い続けることで構わないが、固定回線の廃止や引っ越しなどでADSLの利用ができなくなったとき、即、光ファイバーにいかないでモバイル回線を検討する価値はある。
モバイル回線が使えるかどうかは、容量や使い方次第ということになるが、今後、Softbank airのようなモバイル回線がベースの“固定回線”サービスが増加し、価格競争が起こる可能性は十分ある。
手頃な固定回線を探しているなら、最新の情報にも注意しながらモバイル回線の利用も検討してみてほしい。
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