スマホとデジイチで比較
Galaxy S6がリードか
ここからは実写比較。デジタル一眼のキヤノン EOS 70Dを用意し、同じ被写体を撮影しデジイチに一番近いスマホを勝ちとする。スマホ、デジイチの設定は初期設定のオートのまま。ただしXperia A4はオートのままではフラッシュが有効になるので発光禁止にした。
まずXperia A4が脱落。見た目はクッキリとキレイ。ただ色が鮮やか過ぎる印象。他の2機種も色が全体的に濃象。しかしGalaxy S6のほうがアヒル、カラースポンジ、造花がデジイチに近い。一方で背景のカーテンの色は若干緑っぽくくすんでいる。AQUOS EVERはアヒル、スポンジがXperia A4に近いクッキリとした色だ。
暗所撮影でもGalaxy S6が強い
続いて暗所の実写比較。こちらは被写体の明るさを150ルクス前後に調整し、先ほどと同じくデジイチで撮影、3機種の画像を比べている。こちらでもフラッシュや撮影ライトは使用しない。
暗所撮影の比較はかなり良い勝負に思える。背景のカーテンや敷いてあるホワイトボードはそれぞれ色が微妙に違い、アヒルとカラースポンジの差が決め手に。Xperia A4とAQUOS EVERはアヒルの人形がやや緑がかって見えた。Galaxy S6をここでも有利と判断した。
インカメラで実写比較
Galaxy S6がまたもリード
さらにインカメラの実写比較も行った。この比較では同じ被写体を3機種で撮影し単純にどれがキレイか筆者の主観で決める。
今回は被写体からアヒルを外し、馬とシーラカンスの人形を乱雑に積んでみた。AQUOS EVERはインカメラが下側にあるため、本体を上下逆にして撮影している(画面のUIも回転するためスムーズに使える)
真正面から撮りやすかったのは一目瞭然でGalaxy S6。自撮りではなく、無理やりインカメラで人形を撮っているので3機種で差が出てしまった。そこで人形の色を重点的にチェック。
それでもGalaxy S6はインカメラの画素数が高いこともあり、細部もあまり潰れていないためキレイに見える。しかしXperia A4も実物と比較すると負けていない。特にシーラカンスの人形のヒレが実物はやや緑がかっており近い印象。ただ全体的に明るすぎるのが惜しい感じ。
AQUOS EVERは画像の解像度の問題もあって、3機種のなかでは荒れて見えてしまう。3連続となってしまうが、ここでもGalaxy S6がリードした印象だ。
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