8月26日、NTTコミュニケーションズはVPNサービス「Arcstar Universal One」においてマルチクラウド環境を構築できるオプション「Multi-Cloud Connect」の提供を開始した。

マルチクラウド環境を構築できるオプション「Multi-Cloud Connect」
Arcstar Universal Oneは世界196カ国/地域で提供する企業向けのVPNサービス。これまで「Enterprise Cloud」「Cloud n」といったIaaS/PaaS、「Enterprise Mail」などのSaaSなどのNTT Comが提供するクラウドのほか、Salesforce(セールスフォース・ドットコム)やBoxなどとの閉域網接続を実現してきた。今回は新たにAmazon Web Services(AWS)とMicrosoft Azureとの接続を開始。NTT Comのクラウドサービスを利用されているユーザーが、AWSやAzureを利用するシステムも含めてハイブリッドに利用できるICT環境を、スピーディーかつ安価に構築できるようになるという。
サービスはベストエフォートタイプに加え、ギャランティタイプも新たに提供する。品目と価格は「Multi-Cloud Connect for Amazon Web Services」のギャランティタイプが50/100/200/300/400/500Mbpsの品目を用意しており、月額6万円から。ベストエフォートは100Mbpsと1Gbpsの品目でこちらも6万円から。「Multi-Cloud Connect for Microsoft Azure」はギャランティタイプのみで、10/50/100/500Mbpsと1Gbpsで月額6万4000円から(以上すべて税抜)。
本オプションは日本国内から提供を開始し、欧州、アメリカ、アジアでの提供を拡大していく予定。2015年末には英国ロンドンにおいて、Enterprise CloudとAWS、Azureと接続する予定となっている。
