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音楽配信初心者向け、低価格でジャンルが細かい「ラジオ型」サービス

2015年08月11日 12時00分更新

文● 四本淑三

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Apple Musicの1100万人は少ない

 Apple Musicのトライアルユーザーは、サービスインから約1ヵ月で1100万人に達したそうだ。これはUSA Todayの取材にAppleのエディ・キュー上級副社長が答えたもの。

 このタイミングで数字を出してきたのは、ポジティブな意味があるからだと思うが、私の印象としてはかなり少ないように感じた。たとえば競合サービスのSpotifyは、今年6月10日に無料ユーザー7500万人、有料ユーザー2000万人を超えたと発表している

 ならば無料トライアル期間中のApple Musicは、もう少し多くてもよさそうなものだ。なにしろ課金が始まった後もトライアルユーザーの全員がサービスを使い続けることなどあり得ないのだから。

 今のところ全世界で8割のシェアを持つAndroid向けにサービスできていないので、ここにリーチできればユーザーが増えるという見込みもあるのだろうか。しかし、Androidの普及率が高いヨーロッパは、Spotifyの牙城でもある。

 6月30日にトライアル登録した場合、Apple Musicの課金開始まで、あと50日ほど。

 次回はLINE MUSICを試してみようと思う。



著者紹介――四本 淑三(よつもと としみ)

 1963年生れ。フリーライター。武蔵野美術大学デザイン情報学科特別講師。新しい音楽は新しい技術が連れてくるという信条のもと、テクノロジーと音楽の関係をフォロー。趣味は自転車とウクレレとエスプレッソ

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