アクティフライで火を使わずにキーマカレーを作ってみよう
夏場の料理は暑くて大変である。そもそも気温が高いところに、火による熱と火によって熱せられた鍋やフライパンが発する熱が加わって、本当に暑い。
下ごしらえまでは仕方ないとしても、火を使うところだけは涼しい部屋に退避したいところなのだが……と考えて気付いた。いわゆる「マルチクッカー」のようなものを使ってみるといいのではないか? そこで今回選んだのがティファールの「アクティフライ」である。
アクティフライとは?
アクティフライは熱風による過熱+特殊な構造の羽が絶えず回転することによる撹拌で、ほとんどありとあらゆる料理に対応できる電子調理器である。内部は薄めのフライパンだが、底が深いためにカレーやシチュー、スープのような「煮込む」料理にも対応できるのがうれしいポイント。実売価格は2万3000円前後と、フィリップスのノンフライヤーよりおよそ8000円程度高いが、その分、揚げる、焼く、煮るという3種の調理方法が利用できる。
今回はアクティフライを利用してキーマカレーを作ってみたい。付属のレシピには合い挽き肉、玉ねぎ、ピーマン、にんにく、カレー粉、顆粒コンソメ、ケチャップ、オリーブオイル、水とあるが、ピーマンの代わりにパプリカを使い、より香味の強い仕上がりにするために、クミンパウダーを追加した。
そして普段から「レシピ通りきっちりと分量を量って料理をする」というのをあまりせず、何でも目分量でやるタイプなので、その感じでいってみることにする。料理を作り慣れていると、「大体このくらいかな」で大体何とかなってしまうものである(レシピには非常に丁寧に様々な料理の材料と分量が記載してあって、これをながめているだけでもおもしろい)。
きわめて単純な使い方
使い方はきわめて簡単で、材料を投入したらモードを選択し、調理時間を設定して「開始」ボタンを押すだけ。火を通す部分を全自動でやってくれる。キーマカレーの場合は「モード2(炒める)」で、指定の調理時間は30分。今回は既定の分量のおよそ2倍程度の合い挽き肉と、およそ2倍前後の調味料を使用したため、2分だけ調理時間を長く設定してみた。(フタが半透明になっており内部の状態が見えるため、既定の調理時間でセットして足りなければ追加、というやり方でもOK)
(次ページに続く、「やけどには注意。でも比較的安全」)
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