7月30日、NTTコミュニケーションズは、インドネシアのデータセンター事業者であるPT.Cyber CSFの株式の100%を取得したことを発表した。これにより、ジャカルタ市内の専用ビルを用いた総受電容量24MVA、サーバールーム面積約7700㎡(2800ラックに相当)のティア3データセンターを獲得したという。
Cyber CSFは、高品質データセンターをジャカルタ都心部に提供する唯一の事業者。今回取得したデータセンターは隣接するIXと直結しており、キャリアフリーのデータセンターとしてすでに国内外32キャリアと接続(2015年6月末時点)を実現しているという。NTT Comでは、データセンターに設置済みのグローバルIPネットワークの接続拠点(POP)に加え、2014年3月に外資系通信キャリアとしては初めて取得したインドネシア国内での通信ライセンスにより、企業向けネットワークサービス「Arcstar Universal One」の接続拠点を2015年10月に設置する予定となっている。
また、本データセンターとジャカルタ近郊の他の主要データセンター・工業団地・オフィスビルなどをつなぐ国内ファイバーネットワークの構築も進めており、高速・大容量の国内外ネットワークへ直接接続が可能な理想的な通信環境が実現するとのこと。