ここが変わったWindows 10 第69回
Windows Updateの運用方法が変更
Windows 10の「Windows Update」は強制自動適用される!?
2015年07月26日 12時00分更新
3月17日、Windows公式ブログ上で開発中の次期OS「Windows 10」の販売開始時期を2015年夏とし、世界190ヵ国・111言語でリリースすると発表し、6月1日、ついに公式ブログ上で「7月29日」からアップグレード開始と公表された。Windows 8.1の後継OSとして、いろいろな機能のブラッシュアップが行われている。
この連載ではプレビュー版の「Windows 10 Insider Preview」を利用し、Windows 10の新機能の紹介、解説をする。
Windows 10からはWindows Updateの運用方法も変わる。これまでは、インストールのタイミングを自由に変更できたし、何らかの理由があるなら自動的用を止めることもできた。しかし、Windows 10からは更新プログラムは強制的に適用されることになる。
マイクロソフトのソフトウェアライセンス条項に「6.更新プログラム」として「本ソフトウェアでは、システム及びアプリケーションの更新プログラムが定期的に確認され、自動的にダウンロードおよびインストールされます」と明記されている。さらに、「本ライセンス条項に同意することにより、追加通知なくこのような種類の自動更新プログラムを受け取ることに同意するものとします」とダメ押しされているのだ。
少なくとも、Windows 10 Homeエディションは強制的にアップデートされるようになるだろう。Proエディションの場合は、「Current branch for Business 」機能を搭載しているので、最初に一部の端末を更新し、問題がないようであればその後他のデバイスを更新するといったことができる。インストールのタイミングを遅らせることも可能だ。さらに、Enterpriseエディションでは「Long Term Servicing Branch」により、トラブルが無い限り更新プログラムをインストールしないことも選べる。
Windows 10(ビルド10240)のライセンス条項を確認すると、更新プログラムは自動的にインストールされると明記されている
Windows 10 Proエディションなら、再起動のタイミングをスケジューリングすることができる
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