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マスターデータ管理ソフト「データ管理の達人」を11月に発売

NTTデータ、中小向け税務業務ソフト群でマイナンバー対応

2015年07月07日 09時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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 NTTデータは7月6日、中小企業や会計事務所向けのマイナンバー制度対応ソリューション「データ管理の達人」を発表した。同社の「達人シリーズ」などの業務ソフトウェアと連携し、マイナンバー法に定められる安全管理措置を支援する。11月下旬より販売開始。

「データ管理の達人」の概要

 データ管理の達人は、マイナンバーを含めた税務業務に必要なマスターデータ(基本情報)を一元的に登録/編集できるソフトウェア。達人シリーズ製品や他社ソフトウェアとのデータ連携機能、データセキュリティの統合管理機能を備えており、マイナンバーの収集/保管/利用/提供/廃棄までをセキュアな環境で提供する。年額利用料は4万9800円(税抜)。

 マスターデータは、管理者によるデータ登録、またはデータ収集機能を通じて個々の従業員から直接収集される。登録/収集されたマスターデータは、暗号化されたうえで同社データセンター「達人Cubeセンター」で安全に保管される。

 また、管理されているマスターデータは、達人シリーズなどの業務ソフトウェアや給与計算などの他社ソフトウェアに、安全かつ効率的に連携することができる。これにより、二重登録などの負荷も軽減される。

 さらに、達人シリーズで作成した業務データに対して、利用者ごとの管理権限やアクセス可能範囲の制限ができ、アクセスログ取得も可能となっている。

 年間利用料(税抜)は、データ管理の達人(Professional Edition、ダウンロード版)で1利用拠点あたり4万9800円。初期導入費は不要。

 NTTデータでは今後、マイナンバー制度への対応として、既存の達人シリーズ製品におけるマイナンバー対応の機能強化(暗号化、アクセス制御など)や、電子申告の新商品追加、PC環境での情報拡散を監視するサービス提供、他社ソフトウェアとの連携拡大/強化などを図っていくとしている。

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