パレードへの参加に賛否両論があったFacebook
しかし、必ずしも一枚岩、というわけではありません。Facebookはパレードへの参加が危ぶまれていました。LGBTの団体が、Facebookの利用規約の「実名登録の必須」に対して反論を唱えていたからです。SF PRIDE事務局内でも議論がありましたが、結果的には5対4で参加が認められたとのことです。
今後も、様々な社会的問題に対処していくことが求められる現代社会において、ムーブメントと変化を見届けることができる貴重なケースといえるでしょう。
新しい何かを作る際、ビジネスの発展、社会への良い影響、そして持続性を織り込んでいくことが重要ですが、変化や少数意見を受け入れ、これを活力にしていく考え方が、より大きな発展に結びついていくのではないでしょうか。
筆者紹介――松村太郎
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura
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