バイオインピーダンスセンサーのメリット
このUP3のメインフィーチャーであるバイオインピーダンスセンサーは、微弱な電流を体に流し、体から返ってくる電流を計測するもので、これにより、呼吸や自律神経の状態など、心拍数以外の状態も見ることができるといいます。
体温や外気温なども含め、これらセンサーから得られるデータを複合的に利用すれば、身体の状態をより精密にモニターできるだけでなく、一定条件における気分の違いのようなものまでモニターできるようになるかもしれません。
このバイオインピーダンスセンサーは、LEDを用いて血流を計測する一般的な光学式センサーに比べて、小型化と省電力化の点でもメリットがあるといいます。実際に使ってみると、皮膚と接する面が小さいので、長時間の装着が苦にならない点にもメリットがあると感じました。
リストウォッチ型の光学式心拍計は、皮膚と接する面にある程度の面積が必要、かつ、ぴったりと密着させなければならないので、長時間装着し続けると、どうしても痒くなってくるのです。これはライバルメーカーで直接競合する製品、Fitbit Charge HRで体験済です。
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