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日本伝統の鉄道ゲームがさらに進化!

「A列車で行こう9 Version4.0 マスターズ」で鉄道王を目指せ!!

2015年06月19日 11時00分更新

文● 杉山淳一、宮野友彦、編集●ハイサイ比嘉

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運転可能となって完成度120%だっ!!
さらにリアルな街作りも楽しめるぞっ

週刊アスキー編集長:宮野友彦(@miyano)。もちろんA列車は最初のバージョンからすべて遊んでおり、もはやA8ですら完成形だったのに、A9のそれもV4となったら、次に何を搭載してくるのかもうオレには予想できないレベル。なので、「次はドローンの操縦機能をお願いします」とか言っておこうと思った

 エッエッエッエ〜ナイン〜というわけで、われら鉄道ファンおよび箱庭ゲームファンのためのPCゲーム「A列車で行こう9」が、バージョン4となった。「A列車で行こう9 Version4.0 マスターズ」だ! 2010年の発売以来相変わらずの新機能投入で、アートディンクさんありがとうなのである。

 A列車のキホンはもちろんずっと変わらず、プレイヤーは何もない土地に線路を引いて、駅を作り、列車を運行する。工場を作って資材を送り込めば、あとはゲーム側が街を発展させてくれるのだ。

 自分で高層ビルやマンションを建てて発展を促進していくのもいいし、「マップコンストラクション」モードであればあらゆる建物が揃っているので、自分の好きな街をPC上に構築して列車を走らせるのもOK。鉄道模型のジオラマ作りと同じ楽しみが味わえるのだ。

 従来どおり、交通がマヒした大都会や、これから発展させたい小さな街などのシナリオも用意されているので、目標に向かって鉄道を経営してクリア感を楽しむ遊び方もある。

鉄道好きにはたまらない要素が満載

 「A列車で行こう9 Version4.0 マスターズ」で、まず鉄オタとしてうれしいのが、1マップで保有できる列車の数が2倍の200編成となったこと。「いやいや、そんなにいらないでしょ?」と思う人もいるだろうが、このA列車で行こう9の10km四方の地図で緻密に街を育てていくと、100編成というのは実は使ってしまう数なのである。エリアごとの通勤列車から、エリア間をつなぐ特急、そして地下鉄も設置したいですからね〜。

「運転モード」がうれしい!!

 さらに“鉄”的にうれしいのは、運転士となって列車の運転ができる「運転モード」。これまでも、運転席に座って列車からの景色を楽しめたが、な、なんとA列車で行こう9 Version4.0では自分で運転できるのである。駅にうまく止まるのはけっこう難しいけど、新しい楽しみが増えたのだ。

 ただしこの機能、綿密なダイヤを組んだ列車で搭乗してしまうと、とたんに遅延や渋滞を引き起こしてしまうので、運転用の列車を用意するのもいいだろう。

 さらに、自動車とモーターボートも好きな場所で運転できるのだが、こちらはハンドル(または舵)が必要なので、ちょっと難しい。そのうえバックができないので、スタックしてしまうこともある。鉄道運転機能のオマケと思って楽しむのが大吉だ。

新幹線も蒸気機関車もワンハンドルで運転する。さて、緑のボタンで鳴る警笛は……

信号機や道路標識など細かいパーツも増え、
街作り派のプレイヤーも大満足

 「A列車で行こう」シリーズといえば、マンションや商業ビルを建てて街を発展させる楽しみも魅力的だ。自分が知っている街並みに似せて、商業ビルやレジャー施設を建てることもでき、さらに愛着がわきやすい。

 さっそく筆者もアスキーとゆかりがあるランドマークをイメージさせるビルを見つけ、ヒジョーに勝手ながら「某オペラシティ」と「某歌舞伎劇場」と命名したのだっ!

アスキーと縁があった建築物をイメージさせる、ふたつのビル。これで、初台と銀座もよりリアルに?

 ちなみに、東京オペラシティはかつて近くに編集部があったうえ、天下のアップルさんも長く入っていたビル。そして新歌舞伎劇場はKADOKAWAとしての兄弟会社「ドワンゴ」のみなさんが働いているビルなのだ。両社のみなさんは、これを期にぜひ「A列車で行こう9」にハマってほしい。アップルのみなさんはまずWindowsマシンをゲットすべし。

 話が逸れたが、信号機や道路標識など、細かいパーツも増えていて、よりリアルな街作りを指向している皆さんも満足間違いなし。線路パーツや速度設定もより柔軟になったので、鉄系のみなさんもさらに深く楽しめるのだ。

PCゲームの神髄がまさにここにある

 これだけの地図でリアルに列車が動くのだから、「バリバリのゲームPCが必要なのでは?」と想像する人もいるはずだが、心配ご無用。「A列車で行こう9」のエンジンはとても良くできていて、描画を少し落とせば、フツーのPCで十二分に楽しめる。

 もちろん、最高描画で水面の映り込みや美麗な3Dグラフィックを楽しむには外付けGPUがあったほうがいい。しかし、ここ数年に発売となった軽量ノートPCでも遊べるのが、「A列車で行こう9」のスゴさでもあるのだ。

 「8bitのころはゲームをやっていたけど、イマドキの撃ち合いゲームはちょっと」というお父さん。鉄道のジオラマ作りに憧れるけど家が狭くてあきらめているお兄さん。初めて遊ぶ人でも、1万6800円(税別)で「A列車で行こう9 Version4.0 マスターズ コンプリートパック」を買うだけで、夢は実現する。

 PCゲームの神髄がまさにここにある。オレは一生“A列車”をやり続けるに違いないのだっ!!!!!

本ソフトはバージョンアップソフトです。詳しくは公式サイトにてご確認ください。


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