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Antecが約3年半ぶりに発表会を実施、ケースの自信作を披露

2015年06月11日 19時45分更新

文● 北村/ASCII.jp

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 Antecが約3年半ぶりに関係者向けの新製品発表会を都内で実施し、COMPUTEX TAIPEI 2015で展示したPCケースなどを披露した。

Antecの商品開発ディレクターのHan Liu氏が、自らが手がけた自信作の「S10」について解説

フルタワーの自信作
「S10」

 COMPUTEXでも、ブースの目立つところに展示していた同社のフラッグシップPCケース「S10」。サイズが230(W)×590(D)×602(H)mm、重量が約17.7kgというSSI-CEB対応の大型フルタワーケースで、観音開きの両サイドパネルは、アルミのほか強化ガラスモデルも用意される。

Signatureシリーズに属する、SSI-CEB対応の大型フルタワーPCケース「S10」

 内部はストレージ、電源、マザーボードに分けられたトリプルチャンバー設計が特徴。約320mmの拡張カードスペース、高さ165mmまでのCPUクーラーをサポートする。 サイドパネルは厚さ4mmのアルミ製だ。

ベイ数は5インチ×1(ファンコン用)、3.5インチシャドウ×6、2.5インチシャドウ×8で計14台のドライブを搭載可能。拡張スロット数は10

HDDはツールレスで組み込める。1つのケージにはHDDを縦に2つ搭載でき、シリコンゴムによって振動とノイズを吸収する

ストレージチャンバーの上部には着脱可能な吸気フィルターを装備する

電源チャンバーには2.5インチのSSD/HDDを5基搭載できる(ストレージチャンバーにあと3基搭載可能)。電源搭載部には防振ゴムとエアフィルターを備える

サイドパネルが強化ガラス仕様のモデルにパーツを組み込んだ写真。ケース右サイドには裏配線に便利なケーブルホールが至るところにあり、ファンコンも備える

 発売日は6月20日で、価格は7万9800円(税抜)。なお、サイドパネルが強化ガラス仕様のモデルは後日発売予定だ。

キューブPCケース
「P50」

 キューブ型のケース内部を左右にセパレートしたデュアルチャンバー構造のMicro ATXケースが「P50」だ。マザーボードを左側、各種ストレージデバイスや電源ユニットを右側に分けることで、ケース内部に最適なエアフローを作り出すという。

Performance Oneシリーズに属するMicro ATXケース「P50」

 フロントに120mmファン2基、リアに80mmファン1基を標準搭載。オプションにより、フロントに80mmファン×1基、トップに120mmファン2基、リアに80mmファン×2基増設可能だ。ケースの天頂部には最大4基のファンを2系統制御可能なマルチファンコントローラーを備える。

ケースフロントとトップは2基の120mmファンを搭載でき、240mmサイズの大型ラジエーター搭載に対応する

最大約300mmの拡張カードに対応し、3.5インチ/2.5インチ兼用のシャドウベイを3基備えるほか、2.5インチシャドウベイをフロントパネル裏側に2基備える

 6月20日発売で、価格は9980円(税抜)。

縦置きが可能なスリムケース
「VSK2000-U3」

 縦置きでも横置きでも使えるスリムタイプのMicro ATXケース「VSK2000-U3」。温度センサーによるファン回転速度自動制御機能を搭載するのが特徴だ。

 コンパクトなTFX規格の電源ユニットに対応し、高さ65mmまでのロープロファイルCPUクーラーと長さ200mmまでの拡張カードを搭載できる。8月発売予定で価格は未定。

フロントに90mmファンを1基標準装備。ドライブベイ構成は、3.5インチシャドウ×1、2.5インチシャドウ×1。

80PLUS Gold認証の電源
「EA-GOLD」

 80PLUS Gold認証を取得した、最大効率92%のATX電源ユニット。650/550/450Wをラインナップする。7月発売予定で価格は未定。

EarthWattsシリーズに属する電源ユニット「EA-GOLD」。120mm静音ファンを搭載する

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