樫尾俊雄記念財団は6月3日、「樫尾俊雄発明記念館」にてカシオ計算機製多機能化時計の歴史を紹介する特別展示を開催すると発表した。6月10日より7月24日までの期間限定で一般公開される。
樫尾俊雄発明記念館は、2012年5月に死去した元カシオ計算機会長の樫尾俊雄氏の残した発明品を展示・公開するため同氏自宅を改装し開設したもの。カシオ計算機の最初の製品である世界初の小型純電気式計算機「14-A」をはじめ、電卓、時計、電子楽器などの代表的な発明品を展示している。
今回の特別展示では、1974年に発売された世界初のオートカレンダーつき腕時計「カシオトロン」をはじめ、IC録音機能や放射温度計機能を搭載した腕時計、ASCII.jpの連載「前田知洋の“タネも仕掛けもあるデザインハック”」でもおなじみの前田知洋氏が監修した世界初クロースアップマジック機能を搭載した腕時計など、現在のスマートウオッチより先駆けて発売された多機能時計が数多く展示される。
記念館は東京都世田谷区成城。開館時間は9時30分~16時30分。入館料は無料(要ウェブ予約)。