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自家用車でもレンタカーでもないカーシェアは便利? オトク?

2015年05月23日 15時00分更新

文● 末岡大祐/ASCII.jp

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クルマは欲しいが維持費的に無理!
そんな人に最適なのがカーシェアサービス

 若者のクルマ離れ、なんて言われて久しいが休日はワンボックスで友達とバーベキュー行ったりスキーに行ったりする人も多いし、連休の高速道路は大渋滞だ。若者のクルマ離れという単語は半分合ってて半分間違っている。

 大人数で出かけるとき、クルマはやはり便利なものだ。道中、音楽をかけながら他愛もない会話をし、目的地についたら全力で遊んで帰りは運転を交代しながら帰路につく。クルマはコミュニケーションツールのひとつなのである。しかし、不況のこの世の中、若者がクルマを買って維持するのはかなりハードルが上がってしまう。各種税金に保険料、ガソリン代に駐車場代、壊れれば修理代もかかる。クルマ趣味じゃない限り、この出費はまったくの無駄だ。これでは、クルマというか自家用車から離れざるを得ないだろう。

 クルマは所有していないけど、クルマを使って移動したい。そんな要望に応えてくれるのがレンタカーだ。クルマを時間貸ししてくれて、かかるのはレンタル代とガソリン代くらい。しかも必要なときに借りて使い終わったら返すだけ。長らく日本でも展開してきたサービスだ。

 だが、レンタカーにも弱点がある。それは短時間レンタルができないことだ。最近は数時間レンタルのプランを打ち出しているところもあるが、基本的には最低6時間から。1時間で返却しても6時間分の料金がかかる。ちょっと近所に買い物、ちょっとその辺をドライブなど、カジュアルに使いたい人にとっては6時間という設定がネックになる。また、24時間の営業所がないレンタカーショップでは、営業時間内に引き取りと返却をせねばならず、とくに返却の際に渋滞にハマってしまうと非常に困ってしまう。

 通常のレンタカーとは違うアプローチで、現在徐々に存在感を増しているのが“カーシェア”だ。このサービスのウリは、短時間レンタル可能、24時間いつでも貸し出し返却可能(クルマが空いていれば)、ガソリン代込み、料金も通常のレンタカーと比べると格安、そして輸入車があるなど車種のラインナップが豊富、などなど。

 短時間にいろんな車種を乗れるのは、クルマ好きの筆者としては見逃せない。全国で駐車場の「タイムズ」とカーシェアの「タイムズカープラス」を広く展開するパーク24に取材を申し込み、実際にカーシェアを体験させてもらった。

 タイムズの駐車場で、タイムズカープラスのカラーコーンが置かれたクルマを見たことがあるだろうか。これが、カーシェアに使われるクルマである。どのように利用するのかというと、まず同社の会員になる必要があり、初期費用としてカード発行料1550円と月額料金1030円がかかる(学生と法人は無料)。ただし、この1030円には無料利用分1030円が含まれているので、実質初月は無料となる。

初期費用も月額料もそれほど高いワケではない。料金も15分ごとに細かく設定されている。オトクなパック料金もあるが12時間を超えると距離別の金額もかかってくるのがネック

こちらは同社が展開しているレンタカーサービスとの比較。それぞれメリットとデメリットがあるのがわかる

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