富士通は5月11日、装着者の転倒や身体姿勢状態の検知にも利用できるセンサー製品パッケージ「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUSWARE」(ユビキタスウェア)を発表した。
このユビキタスウェアは、加速度、気圧、地磁気、ジャイロ、マイクなどのセンサー群、それを直接制御し解析・分析する専用LSI、Bluetooth Low Energy(BLE)対応の無線通信機能を組み合わせた「ユビキタスウェア」コアモジュール、クラウド側でデータを学習・分析する「センサー活用ミドルウェア」で構成される。
既存機器・システムに簡単に組み込み可能であるほか、「ユビキタスウェア」組み込みデバイスとして製品を提供することで、スピーディーに導入が可能。さらに、ユビキタス製品開発で培った独自のアルゴリズムであるヒューマンセントリックエンジンによるセンシングデータの解析・分析により、ユーザーがそのまま活用できるデータを提供でき、IoTビジネス変革を支援するという。
当日開催された説明会では、センサーの1つである「ロケーションタグ」を胸に付けた等身大の人形を用意。人形が倒れると、転倒しました!という警告が表示されるデモを行なっていた。